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103. 思い出せる時間だけをつなげると、人生どれぐらいの長さになるのだろうか。

忘れられない瞬間は、どれくらいありますか?

と問われたときに、いくつその光景が目に浮かぶでしょうか。

心が震える瞬間は、緊張で心臓が口から飛び出しそうな機会は、絶対に忘れたくないなと思えるような時は、一体どれだけあるのでしょうか。

野球の引退試合。最後の打席。
勇気を振り絞ったあの一瞬。
告白の瞬間。
自分の意志を、宣言するとき。
誰かの成長の瞬間に立ち会えたとき。
感動を、共にできたとき。

様々な時間を、僕たちは過ごしてきました。

この時期、結局何してたっけなぁ。
思い返すと不明瞭で、陽炎のようにぼんやりとした思い出もあります。

死ぬほど集中していた期間は、思い出なんてまるでなくて、ただひたすらに努力した記憶だけが残っているかもしれません。

いつになっても細部まで鮮明に思い出せる、色鮮やかな思い出もあるでしょう。

なんでこんなこと覚えているんだろう、みたいな出来事もあったかもしれません。

思い出は人それぞれで、同じことを経験していても覚えていること、覚えていないこと、あったりもします。

僕の大学四年生のときの目標は、
「思い出せる一年をつくる」
でした。

いつになっても、この年のこの月はこんな日々だったなと。
こういうことが巻き起こって、あんなことを思って、大変だったなと。
でも、なんだかんだ充実していたなと。

そんな目標を立てていました。

社会人になってからも、同じでした。

一年目や二年目の自分の日々は、なんだかうまく思い出せません。
仕事を頑張っていた記憶はありますが、記憶だけで思い出というようなことはあまりありません。

良い悪いではなくて、そういう感覚で生きていただけだったのです。

さて、思い出せる時間をつなげると、どれぐらいの長さになるのでしょう。
数ヶ月?数日?それとも、もっと短い?

そうすると、僕らは記憶している日々しか、生きていないことになるのでしょうか。

そんなことはないですよね。
ただ死ぬときに、走馬灯が終わらないぐらい濃い人生だったら面白いだろうなと思っています。
いつまでも走馬灯、おいおいまだ20代かよ、みたいな。面白くないですか。

そんな挑戦の瞬間を。
勇気ある決断を。
一歩踏み出す経験を。
かけがえのない想いを。
感動の時を。

どれだけ創り出せるかが、僕の人生を豊かにしてくれるように思います。

たくさんの仲間と挑戦を続けて「忘れられない時」を創り出す人生にします。

ぜひ、あなたと共に。

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