2.夜明け前が一番暗い
エレファントカシマシのボーカル宮本浩次さん。
『夜明けのうた』
という曲が、元日にYouTubeで公開されていました。
公開日が、1月1日。
曲が流れ終わった時間が、東京の日の出時間。
まさに夜明けのうた、というわけです。粋ですね〜。
さて、イギリスのことわざに「夜明け前が一番暗い」という言葉があります。
英語の原文は「The darkest hour is just before the dawn.」。
最も闇が深いのは、空が明ける直前。
何か苦しい時期、大変な時期、乗り越えようと必死で頑張っている時期……それを夜明け前とするのならば、その先が真っ暗にも思える時間帯は、夜明けを迎える直前である合図なんだよ、と。
誰しも同じような時期があったかもしれません。
僕も少しながらありました。
なんで僕にこんなことが起こるのだろう。
どうやって乗り越えれば、何を変えていけば、そもそもどうすれば、そんなタイミングもたくさんありました。
学生の頃、野球で身体的にめちゃめちゃつらかった時期がありました。
そのときに学んだことは、感じた想いは、一生忘れません。
それぐらい大事な自分の心の動きに、そのとき気づきました。
社会人三年目になったばかりのこと。
本当にかけがえのないご縁を、断ち切られるかもしれない状況に置かれました。
そもそもが自分の選択で起こったことでしたが、それから半年間ほどに渡る孤独と葛藤の時期を乗り越えられたのは、周りにいてくれた人たちのおかげでした。
そして、僕は今でも自分に対する負荷を良しとし、その分大きな成果を求めています。
きっと、これからもたくさんの壁にぶつかります。
乗り越えたと思ったら、またそれ以上の壁が表れます。
そんなものなのです。
思い切り前進している限り、向かい風は強くなり、壁は高くなり、闇は深く、想像を超える体験ばかりが待っているのでしょう。
そりゃあそうです。きっと、それが前に進んでいる証拠なのでしょう。
夜明け前。
もし暗い場所にいるのであれば、もう少し辛抱して頑張ってみてください。
一歩踏み出してみてください。
自分を信じられないときは、周りの人に頼ってみてください。
そのあたなの意志は、きっと夜を明けるエネルギーになると信じています。
もっとも、何かに激突するぐらい大きくチャレンジしていることが大前提なのですが。
大丈夫です。
それはきっと、夜明けを迎える合図です。
僕も、日々挑戦、日々精進。