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95.遅かれ早かれ、人生の癖とは向き合うことになる

大学生の頃、硬式野球部に所属していました。

その四年間で一回だけ、大学野球部のOBで伝説的な大先輩、宮本慎也さんがいらっしゃったときのお話。

今思うと非常に貴重な時間でした。
いろいろ短い時間ながらお話いただいたのですが、一つだけ今でも鮮明に覚えているお話があります。

「壁にぶつかったな、と思ったとき」

静かな語り口調でした。
いい意味で、とても近づきやすい雰囲気の方でした。

「その壁から逃げたり、ぶつかるのをやめたり、うまく避けたりしても、次にぶつかるのはまた同じ壁になるよ」

そのときは、そうなんだ、と思っていただけでしたが、今になって確かにそうだなと感じることばかりです。

日々、たくさんの壁にぶつかっています。

先延ばしにする、曖昧にする、約束を反故にする、朝に弱い……。

いろんな自分の癖が浮き彫りになります。
チャレンジすればするほど、その挑戦の大きさによって自分のぶつかる壁もより大きく、早くやってきます。

こう言われたらこう考える、これに対してはこう思う、という自分の価値観考え方も、人生の癖の一つですよね。

いざというとき、この癖と向き合うことになる経験は数多くあるでしょう。

なんで自分にこんなことが起こるのだろう、と思うわけです。
なんで自分だけ、ということも思ってしまうのです。

きっと遅かれ早かれ、なんでしょうね。

最近思います。
今もしも逃げたとしたら、きっとどのみち同じようなことがこれからも起こって、同じことに直面するのでしょう。
同じことに同じように悩むのでしょう。

人生の癖は、遅かれ早かれ向き合うときがやってくるんだろうなぁ。

と思って、少しでも挑戦の方の選択をするように心がけています。

今直面しているとしたら、チャンスです。

未来の壁は、挑戦する度前倒しでやってきます。

優先順位なのか、いざというときの決断力なのか、そんな目に見えない壁までやってきて、まるで自分を圧迫するようにじわじわと締め付けていきます。

チャンスです。

壁を未来に先延ばしにすることなく、目の前に起こった問題を目の前の現象だけで解決するのではなく、自分の課題、人生の課題と捉えて取り組む。

僕はそうやって、学びながら結局自分自身と一番向き合う日々を過ごしています。

イチローもこう言っています。

『壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。』

自分の前進につながる、背中押しの一つとなりますように。

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