447.自負心を持ってバッターボックスに立て
自負とは、自分自身への誇りや自信、責任のことを指す言葉である。
最近、自負の心を持つことをとにかく大切にしている。
社会人二年目の営業の現場でも、学生時代の野球の試合でも、現在自分が何かを提案するときも、すべてこの自負があって成り立っている。
僕を現場で揺ぎなく立たせているのは、この自負の心と、それを培うプロセスと、相応しい考え方によるものだ。
現場で揺るぎない自分であること
仕事によってそれぞれの現場がある。
営業時代は商談の場だったし、野球をやっていたときは試合での自分の出番、今ではほぼすべての瞬間かもしれないが主に人と会って物事を推し進めるとき。
未だに少しずつ少しずつ、じっくりと醸成している感覚ではあるが、すべての現場で大切にしていることは自負だった。
この仕事をやるに相応しい自分。相応しい準備、相応しい日々の作業。
営業時代、とある新システムを社内で一番売り上げたときは、偉大な先輩もたくさんいたがそのシステムの対応に一番詳しいのは自分だと思っていたし、他の提案の方が利益は取れるけどユーザーにとってはこの新システムの方が絶対に良いと心から思っていた。
野球部時代は、高校球児の頃は一年生の頃から主将の方以外の全員より練習した自信があった。
当時の主将は練習に憑りつかれたような狂人だったが、その人にほぼ匹敵するぐらい誰よりも練習した事実があった。
うまい先輩はいたが、そんな中バッターボックスに立ったり守備を任せられたりするのは、それに相応しい自分であるという心があったからだ。
今もそうだ。
半年前から改めてギアを入れ直して、体制も整え直し、現状を少し改善しながら、誰よりも一つの仕事に取り組んだ。
理想は「これだけやってダメなら仕方がない」と本当に思って場に臨めるかどうかである。
こんなやってうまくいかないなら、世界の方が間違っていると思えるほど没頭できるかどうかである。
その没頭や、執着心、圧倒的な思考量が、現場での自身を支えてくれる。
大木のように、どんな強風にも大雨にも揺るぎないような自分ができあがる。
実績が自分よりすごい人もいる。
実力が上の人も数えきれないほどいる。
まだまだ未熟な点も死ぬほど見つかる。
ただ、僕はやっている。考えている。行動している。
誰かや何かと比べることのない「自分」への確信が熟成されてくる。
揺るぎない自分であること。
これはいずれ成果になる。
間違いなく形になる。
そう、プロセスが実証している。
圧倒的な自負に相応しい思考量
結局、結果を出すに相応しいプロセスを踏んでいるかが大事なので、行動するしかない。
そんなことは当たり前である。
大事なのは、どれだけ考えているか、「思考量」の差だと思う。
どれだけ考えているか。
どうすればいいかをひたすらに思い続けているか。
どうすればもっと良くなるか、うまくいくかとひたすらに考え案じているか。
最初は稚拙なアイデアや想いしか思い浮かばないかもしれない。
ただ思い続けていれば、あるとき突然思いついたりつながったり、物事が良いほうに転んだりする。
考えることを止めてしまうから、結局何も思い浮かばずにただ思っているだけになるのだ。
人から教えてもらおうなどと思っているから、ろくに考える力が身につかず流れに身を任せるしかなくなるのだ。
考えろ。
もっとだ。
まだ足りない。
そんなもんじゃない。
三日三晩、一週間、一ヶ月それだけのことを考え続けることができたら、きっと今の自分では思いもつかないようなところに思考が辿り着いていることだろう。
雑念が多すぎる。
それだけを考えろと言っているわけではない。
研ぎ澄ませという表現の方が近い。
考えるのだ。
教えてもらうことなんてできない。
教えてもらったところでそれはあなたのスキルでもテクニックでも能力でもない。
考えることを続けられない者は教えてもらったことも習得するまで続けられない。
考えろ。
多分もう、情報は揃っている。
足りないものなんてないはずだ。
答えもきっととてつもなくシンプルで、すでにそこにある。
考えろ。
部屋に籠ることが考えることじゃない。
行動することで考えがよりクリアになる。
何も動かず考えて変化が訪れるはずがない。
履き違えるな。
誰よりも考えろ。
誰よりも行動しろ。
活路はある。
道はすでに開けている。
それなのに、立ち止まってどうする。
頭が擦り切れるほど考えて、現場に行け。バッターボックスに立て。人と向き合え。
それが自負を伴う現場になる。
僕はそう信じている。
この文章は、僕自身へのエール。
まだやれるぞ、自分。
行動がまだ足りないぞ、考えももっと研ぎ澄ませるはずだぞ、そのためには行動だぞ。
もっとできる。
頭を使って仕事しよう。
考えて仕事をしよう。
人を想う仕事をしよう。
自負を心に据えて、仕事をしよう。
道はある。
目の前に開けている。
活路は前だ!!(キングダムの名言、映画観た影響)
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