5,遠~ミクロネシアを知らない方へ~
ふと空を見上げる。
どこかの国の誰かも、今同じ空を見上げているんだろうな。
たまぁにふと考える不特定多数の誰かさん。
今週はそんな想いを馳せる彼らに会ってみた、そんな感覚のお話です。
日記引用編#3【親日国ミクロネシア】
【2019/08/25】
夜は星を見に行った。初めて流れ星とグァバを見た。やっぱり電気が灯ってないと星がたくさん見えるんだな。ミクロネシアではこの星を頼りに航海していた歴史を教えてくれた。ひいひいひいおばあちゃんが日本人である女の子が『むすんでひらいて』を弾き語りしてくれた。『るろうに剣心』知ってる子もいた。日本語の"先生"、"津波"(画像に記載)、"台風"、"畑"とかはミクロネシアにも残ってることも教えてくれた。新日がすごい伝わった。
こんなにもミクロネシアは日本の事を知っているのに何故日本人はミクロネシアの事を知らないのだろう。夜はジムでスポーツしたり夜空見たり歌ったり、幸せを感じながらふと思った。
ミクロネシアの人達は私たちを知っているのに
私たちはミクロネシアのことを知らない。
自分の知らない遠い国で私たちのことを想っている人達がいた、この事実に不思議な気持ちでいっぱいでした。
遠い南の島の人達が我々を知る理由
日本は第一次世界大戦から第二次世界大戦の間、ミクロネシアを統治した歴史があります。
たしか歴史の教科書では"南洋諸島を委任統治した"みたいな書かれ方をしていた様な...
その南洋諸島の一つがここミクロネシアなのです😳
↑ミクロネシアの首都のあるポンペイ島にある戦争の跡
当時多くの日本人がこの地に住み着き、彼らの子孫が今いるおかげで、我々のことをよく知ってくれています。
人々だけではなく言葉や文化も残り続けている様です。
自分のルーツである日本に対してとても親和的なのもどおりで納得がいきました。
歴史-遠い空の下で-
第一次世界大戦、第二次世界大戦・・・
歴史は教科書の上の遠い昔の話で自分とは無縁の物語。そう思っていました。
私の大好きなこの自然豊かな南国の地に、何十年も前に自分の祖先たちが来て戦争をしていたことに対し複雑な気持ちになりました。
自分が知らない間も、自分の知らない誰かは自分たちのことを知っている、想っている。
私も訪れるまでは全く知らなかったミクロネシアではありますが、
日本人として知っていなくてはならない場所なのだと強く思いました。
時間としても遠い戦争の歴史
場所としても遠いミクロネシア
この二つの交わりにおいて
いま、ここにない
遠い存在への自分事化
そのことが世界の見方を変えてくれ
自分がいま、ここにいることの奇跡を教えてくれました。
関係ないと思っていることのほとんどはきっと自分が知らないだけで、物事は全て繋がっている。
繋がりが見えてくると
自分に関係ないことなんて、きっと存在しないし、
大袈裟だけどちょっとしたその意識の連鎖の中で世界が平和になる気がします。
そんなこんなで今日も想いを馳せる誰かさんが、みんな幸せであります様に!
最後は大尊敬する海洋生物学者Sylvia Earleの言葉で締めたいと思います。
知ることによって思いやりが生まれ、
思いやりによって希望がもたらされます。
With knowing comes coring,
And with caring,
there's hope. -Sylvia Earle.
まずは知ることから。
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