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うまれるということ、その記録。

次女が産まれて1ヶ月が経ちました。
少しずつ生活リズムもつかめてきたので
備忘録的に振り返ってみたいと思います。

6年ぶりの出産

久しぶりの妊娠出産。

長女を育ててきた経験はあるのに
ほとんどイチから必要なことを調べ直したり
こんなこともあったっけ!と思い出したりして
なんだかとても新鮮な気持ちでした。

そして2回目でも
やっぱりドキドキした帝王切開。

裸になって丸くなり腰に入れる麻酔の感覚。
おなかをぎゅーっと押される感覚。
眠気を我慢してひたすら呼吸に集中する感覚。

手術中に「こんなだったな…」と
いろんな感覚を思い出していました。

マスクしながらで
麻酔のせいもあって苦しい呼吸の中
手術中はひたすら「がんばれ、がんばれ」
赤ちゃんにむかってつぶやきながら。

元気に、無事に産まれてほしい。
それだけをずっと祈っていました。

いよいよ赤ちゃんを取り出す!となった時
お医者さんが「こりゃ難産だな」と一言。

え!帝王切開にも難産ってあるの?!
と思っていたら、結局は特に問題なく
赤ちゃんの顔が上を向いていて
取り出しにくくなっていただけだったそう。

びっくりした…けどよかった…

取り出されてからは
すぐに泣いてくれたので、ほっとしました。

助産師さんが赤ちゃんの手を持って
私のおでこをなでてくれたり
手を握らせてくれたり。
ふわふわの小さな手がとっても気持ちよかった。

そのあとはもう安心しきって
流してくれていたカフェみたいな音楽と
お医者さんたちの楽しそうな世間話を聞きながら
ゆったり手術が終わるのを待ちました。

長く感じた入院生活

術後は麻酔、点滴、尿カテーテルで
丸1日は起き上がることもできません。

眠くはなるのですが
最初は30分おき、その後1時間おきに
看護師さんが様子を見にきてくれるので
そのたびに目が覚めて
毎回「今何時ですか?」と聞いていました。

朝までそれをやっていたので
とてつもなく長い夜に感じました。

そして今回、特に辛かったのが
後陣痛と右腕の点滴。

1人目の時は痛み止めをほとんど使わなくても
回復するくらいだったのですが
経産婦だと、より痛いんですね…知らなかった。
ぎゅぎゅーっと締め付けられるような痛み。

その上に極めつけは自分の咳。
少しの咳がどうしても止められなくて
腹筋に力が入るたびに
痛みに耐えなくてはいけませんでした。

点滴は利き手にしていたことで
とても動かしづらく
気持ちの面でもかなりのストレスに。
(刺さる血管が利き手にしかなかったため)

点滴がとれるまであと何日…と
数えながら過ごしていましたが
数えるとだめですね、余計に長く感じました。

長女の存在

今回はコロナ禍ということで
入院中はPCR検査を受けた夫のみ面会可能。
長女は病院には入れませんでした。

毎日ビデオ通話をして
いつもは楽しく話をしてくれていましたが
その日の夜は寂しさがあふれたのか
「ママに会いたい」とぼろぼろ涙を流す娘。

直接は面会できないため
病院の窓越しに会いにきてくれることに。

お腹の痛みと感覚の鈍ったしびれた足で
立つだけでも辛かったのですが
点滴を支えになんとか窓にたどり着きました。

そして2階から見えた、小さな娘の顔。

顔を見ることのできたうれしさと
窓越しにしか会えないさみしさと。

「ありがとう、がんばるね、だいすきだよ」
泣かずに伝えることはできなかった。

あとで夫に聞いた話では
娘も「ママの病院どっち?」と
車の中からずっと病院の方を見つめながら
泣いて帰っていたそうです。

今回はいちばんがんばってくれたのも
いちばん心の支えになっていたのも娘でした。

さみしい思いをさせてごめんね。
ずっと励ましてくれて本当にありがとう。

すてきな出会い

少しずつ動けるようになってきたある日
授乳室で一緒になったママがいました。

いつ産まれたんですか?
1人目ですか?
出産って本当に大変ですよね。
面会も限られているし…

などなどお話したのですが
きけば、なんと4人目の出産!

それだけでもすごいのに(本当に尊敬…!)
出産後とは思えないほど
明るくて疲れた様子がなく
一緒にいるだけで気持ちが晴れるような
とても軽やかな空気をまとった人でした。

偶然、退院日と次の検診日も同じ!
勝手に親近感を抱き、
次の検診で会えるのが楽しみになりました。

面会の限られた、今回の入院生活。

すてきなママと出会えたことで
前向きな気持ちになることができました。

いよいよ退院

とても長く感じていましたが
経産婦、そして長女に早く会いたいという理由で
7日目には退院しました。(前回は10日)

久しぶりに外に出たら
空気も、見えるものも
すべてが懐かしくて新鮮!

「新しい生活がはじまる」

不安と楽しみが混ざったような
少しそわそわした気持ちで帰宅しました。

そしてはじまった新生児との生活。
これはまた、次のnoteで書きたいと思います。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

はるか☺︎

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