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楸 椿榎
2020年3月8日 23:54
疲れて帰った日、私はトイレの二段蓋を間違えてどちらも開けて座ってしまった。 ひんやりした感覚と共に、魂が抜けて水の底に落ちる。 床(のようなもの)に尻餅をつく。周りは暗闇。起き上がってみると、一点だけ光が指している場所があった。 近寄ると、そこには黒い泥の塊があった。光は目玉のように二つあった。自分に気づいたのか、こちらに光が向く。 ズズズと向かってくるのが怖くて逃げた。「……んぅ