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剣客商売第4巻 第4話天魔

さいしょに。

 このページを開いていただき、ありがとうございます。
 この記事は、池波正太郎著「剣客商売」の舞台(のうち、江戸限定)を歩くべく、地図を取材したまとめになっています。
 剣客商売を書くにあたり、池波先生は切絵図を片手に東京の町を歩き回ったとか。そのことを知らずに始めたのですが、地図づくりの過程で切絵図にたどり着きました。国会図書館のデジタルコレクションというところで、自由に使わせてくれることを知り、noteにも載せることができました。
 スキ、ありがとうございました。


 ※ネタバレありありです!ご注意ください。
 なお、当記事は「天魔」のポイントのみを探します。
 小兵衛の家などの、いつもの場所は地図A(下段)にまとめました。
 では。どうぞ。

「天魔」地図(画像)

白金・広尾周辺

 千代太郎の潜伏先は上の場所と離れているので別地図にて。上の地図③を下の地図にも入れています。
 ※一応、上の地図と同じ縮尺のとき切りましたが、貼り付けるときの塩梅で、ちょっと違ってしまいました。左の四角い(レイヤを追加、とかのこっているところ)ところ、明らかに下の方が小さいです。ザンネン。

「天魔」本文抜書

以下、本文抜書です、ご確認くださいませ(「51)」等は、文庫本のページ数、私自身の備忘として入れてます、煩雑でごめんなさい)

139)鐘ヶ淵A:小柄な笹目千代太郎、昼寝中の小兵衛のもとへ。江戸を留守にした8年、飛騨の山中に5年、山を出て諸国修行3年。
146)金子孫十郎信任の道場Aは、湯島5丁目にある。神田明神社の西方、円満寺という寺と道をへだてた西側に五百坪の敷地を持つ大道場だ。A
152)牛堀九万之助 浅草・元鳥越町に道場があるA。千代太郎押し掛け、弟子3人死亡、寺沢・三井・長野。千代太郎探索の本拠地となる。

159)それはもう、二十年ほど昔のことになるが・・・。
 四谷・仲町に道場A。笹目千代太郎の実父・庄平。芝・白金の外れの明昌院という寺の裏手に住む。小柄:千代太郎7歳(4・5歳にしか見えない)

千代太郎の罪歴
165)浅岡伝蔵、一刀流・白金四丁目の通りを北へ(最初の殺人:立ち合いでの死傷は罪を問われない)
167)19才のとき、麻布坂下町に道場を構えていた念流の剣客鳥飼伊兵衛、留守のとき道場破りされ5名打ち殺し。鳥飼は笹目庄平と同じ近江の出身で知り合いの間柄であり、知らせてきた。
 打ち破った道場28,倒した剣客30余人。父を蹴倒して逃走(2日後死亡)

 ※小兵衛とは2回立ち会っている。

最後の対決。
178)千代太郎:神田、下白壁町の舟波屋(宿屋)
179)明日、夕七ツ。広尾の二本松にて、真剣の立ち合い←との申し込み。
182)小兵衛は大治郎に「明日の八ツごろに、麻布四ノ橋を南へ行ったところの氷川明神の側に、梅の茶屋(鳩饅頭が有名)という茶店で会おう」と打ち合わせる。そこから広尾野原へ行くつもり。
 氷川明神社は、このあたりの鎮守。

出典:国会図書館デジタルコレクション

184)『広尾の原は、一に土筆ヶ岡ともよばれ、摘草および虫の名所也。また枯野をもって知られる。いま尚、流々原野を縫うの景趣を存し、古き武蔵野を髣髴せしむ」
 二本の松、いちめんの芒の原

 いろいろ検索していたら。すごい!丁寧な地図を作っておられる方がいらっしゃいました。
 下のリンクは作った方のトップページです、労作です!何より実際に歩いて記録されているのがリスペクト。
 ぜひ続編を

 江戸文化歴史検定は、2020年に終了したそうです。テキストを買おうとして気づきました。レア資格です!!!すごい!

 今日も来ていただいて、ありがとうございます。
 よろしければ、スキをいただけますと嬉しいです。地図Aの下で恐縮なんですけど・・・。

地図Aのご紹介

 ふだんの暮しの見かけをちょいと剥いで、時間旅行に行きませんか。
 「剣客商売」に住む方々が暮らす界隈など、いかがでしょう。
 くりかえし出てくる場所を「地図A」としてまとめました(マイマップでは『剣客商売・地図A』)。 

〇地図説明

・・・不要の方は飛ばして・・・地図は下・・・

・えんじ色の丸に囲まれた数字と、凡例の数字がリンク。クリック(タップ)するとタイトルと簡単な説明が地図の向かって左に出ます。
・スマホの方にはキャプションがずれているかと。ごめんなさい。
・拡大縮小も自由自在で、触っただけで位置が行方不明になることも・・・汗。立ち上げなおすと初期状態に戻りました。
・拡大して全画面がお勧め(地図上バーの右端□)。
・パソコンで見ている方は、スマホへ送ると便利なんだけど・・・実験したけどうまくできません。このページをスマホで開いて、全画面にしたら地図で使えるようです。よろしければ使ってみてくださいね。
・お読みいただき、ありがとうございます。

地図A

 ご覧いただきありがとうございます。今日も良き日でありますように。

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