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剣客商売・江戸そぞろ歩き

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池波正太郎著「剣客商売」の世界を歩いてみようと、地図を作りはじめました。  このマガジンは「江戸そぞろ歩き」の下準備。今ある場所に隠された記憶を探して、タイムマシン、できればいい… もっと読む
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2023年11月の記事一覧

剣客商売第13巻 第1話 消えた女

 秋山小兵衛が、千駄ヶ谷の松崎助右衛門宅を出たのは、午前10時・・・十二権現さまへ詣でよう…

haruka
6か月前
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そぞろ歩きのみつけもの、江戸

 たまたま、用事で東京へ行き、ちょっとだけ、写真、撮ってまして。先月のことです。  私が…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第7話 罪ほろぼし

 永井十太夫は「辻斬り」だった。お家は断絶となった。  五年後、その子は用心棒として生き…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第6話 逃げる人

 渡り中間が小むすめを林の中に引きずりこむのを見た老人は、見過ごすことができず、怯えつつ…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第5話 同門の酒

 毎年の二月(現三月)十日の夕刻前に集まり、辻平右衛門門下の高弟たちが酒食を共にして語り…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第4話 十番斬り

 正月15日。小兵衛は、町医者小川宗哲宅で村松太九蔵を見た。  その名におぼえがあった。20…

haruka
6か月前
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剣客商売第12巻 第3話 浮寝鳥

 その老人は、たしかに乞食であって、昼前から、浅草の外れの真崎稲荷社の鳥居の正面からはなれて大川を背に座り込み、日暮れまで動かず、菅笠の中に銭を入れると何やら口の中で呟き、軽く頭を下げる。  去年の夏ごろからであったろう。  近所の人などは「真崎様のお薦さん」と呼んだりしているが、小兵衛は「稲荷坊主」とよんでいた。  変わりないか、と、大治郎に尋ねたり、わざわざまわり道して、優しく声をかけながら銭をあたえることもあった。  今まで作ったものは「目次」記事でチェックいただける

剣客商売第12巻 第1話 白い猫

 小兵衛は昔、白い猫を飼っていた。お貞との切ない記憶が混じる。  昨日、果し状が届いた。…

haruka
6か月前
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剣客商売第11巻 第7話 小判二十両

 船宿〔鯉屋〕では、隠し部屋を作ったそうな。鯉屋のおかみ・おいねと小兵衛の会話。そのさな…

haruka
7か月前
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剣客商売第11巻 第6話 助太刀

 夏。堤の草の上に筵を敷いて、扇子などを並べて売っている男。  大治郎は懐かし気に目を細…

haruka
7か月前
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剣客商売第11巻 第1話 剣の師弟

 小兵衛の門人が、十数年前、強盗殺人で逃走。その男・黒田清太郎の姿を見かけた小兵衛は尾行…

haruka
7か月前
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剣客商売第10巻 春の嵐

 第10巻は全話通して一つのストーリー。  「あきやまだいじろう」と名乗る侍(頭巾の侍)が…

haruka
7か月前
1