恋愛で自虐するのはダメだよって言う話

これから付き合うかどうしようかな?って段階のデートで自分下げ/自虐発言する人、男女問わずにいますよね。

「自分全然モテなくて」
「仕事がうまくいってなくて」
「恋愛経験少なくて」
「容姿が良くない/身長が低い/肌が汚くて」
「学歴/収入が大したことなくて」
「自分は決断力がない/意気地が無い/なんか人格的に未熟なところがある」

などなど…
自分にコンプレックスがあって、それを相手に受け入れて欲しい、またはあらかじめ自分の欠点を伝えておくことによって、失望されないように予防線を張っているのかもしれません。

でもそれ、まだ大して打ち解けてもいない相手とのデートだとめちゃくちゃダメですから気をつけて!!!

そう言う欠点の話/自分下げの話をした時に、大体の場合は「悩みを打ち明けてくれた(好感度アップ⤴️)」ではなくて、「ふーん、この人ってそんなに恋愛相手として魅力的ではないんだ(好感度ダウン⤵️)」です。
もしかしたら、「自分より下」の相手を支配したい性質のモラハラの人だったら好感度上がるかもしれないですね。どのみちいいことはほぼないです。

にも関わらず、こう言う自虐発言を付き合う前のデートでしてる人、よく見るしよく聞くしよくいる…!!

なんでダメかと言うと、商品を売るとか飲食店の宣伝をするとか、そう言う場合に例えて考えて欲しい。
「うちの製品は性能があまり良くないんです」
「うちの店の料理はそんなに美味しくありません」
「同業他社の方が優れています」
「うちの商品(店)を選ぶお客様は少ないです」

商品を売るとき、飲食店の宣伝をするとき、こう言う話しますか…?まずしないですよね。
こう言う話をしたら、ほとんどのお客さんが「この製品/店は良くないのか」と思って、(よほどの物好きでないと)まず他の商品や他の店を選択するであろうと思います。
恋愛においても同じです。

親や周囲が勝手に決めた相手と結婚…なんてのは今時ほとんどない、自由恋愛の時代です。
憲法24条1項でも、「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」するとあります。
お見合いは未だにあったりしますが、お見合いですら、話してて合わないなと思ったら断れます。

つまり何が言いたいかと言うと、「恋愛は複数の人の中から自由に相手を選べる」し、自分もまた「複数の人の中から選ばれる必要がある」ということです。

恋愛は元々の日本の文化じゃない!とかそういう話もありますが、少なくとも、今の日本では自由恋愛がメジャーです。
恋愛相手を選べるし、誰かと恋愛してカップルになるには選ばれる必要がある。
婚活もそうですね。

ここで、先ほどの商品とか店の話に戻ります。
消費者から、他の商品や店と比較され、選ばれるか選ばれないか…という状況で、まともであれば、ネガティブな情報を自ら宣伝はしないですよね。
そんなことをしたら、競合他社の商品だったり他の店だったりに客を取られてしまうからです。
恋愛でも同じです。

デートしてるということは、大体の場合は、相手のことをちょっといいかなーと思っていて、恋愛相手としての選択肢の候補に上がっているでしょう。
そこで自分下げ発言が出てくると、もうダメです。モラハラで自己肯定感の低い相手を支配したいとかでない限り、だいたいの人は冷めます。この人は思ってたより素敵ではないんだな…ってなります。
稀に、めちゃくちゃ美人イケメンハイスペックとかで逆に自虐をされることで親近感が湧いて…ということはありますが、それだって、「めちゃくちゃ高くて買えないと思っていた商品が、実は隠れた瑕疵があったので値段がもうちょっと安くて買えそう」というやつで、自分の恋愛市場における価値(恋愛相手としての価値)を下げる行為には他なりません。

また、いくら容姿がめっちゃ良かったりなんやかんやハイスペックだったとしても、何度も自虐をして自己肯定感の低さを見せつけると、モラハラややばいやつが擦り寄ってきます。
モラハラは他人に「こんな美人/イケメン/ハイスペと付き合ってるんだぞ」と自慢ができて、かつ自分が優位に立てる相手が大好きです。

長々と書きましたが、とにかく付き合う前の初期段階では自虐は絶対NG!
自分のダメなところを受け入れてもらいたいなら付き合ってもっと打ち解けて信頼関係が築けてからにしよう!

※逆に自分をめちゃくちゃ盛って「自分すげー」話をする人もいますが、それもそれでドNGです。
自分の自慢話ばかりする自己中心さにまともな相手は引きます。
逆にモラハラ被害者気質の人は寄ってくるかもしれません。
※自分下げをせず過度に自分上げをせず、「今の自分にはまあまあ満足してるよ」という余裕感を持ってください。
自己肯定感低くても、信頼関係がしっかり築けるまでは自己肯定感は高いふりをしておきましょう!

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