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Trip to 奄美大島

久しぶりの旅行。今回は奄美大島をお邪魔した。
控えめに言って、これまで訪れた島の中でNo.1かもしれない。飯のおいしさ、景色の美しさ、島独特の文化、豊かな自然、人の優しさなど。ガイドさん曰く、奄美は年間250億の補助金を国からもらってそれを生活保護や年金に充てて生活しているから、島全体に余裕が生まれているのかも。その余裕がゆるやかな時間の流れを生み出している。今でも多くの住民は自給自足生活をしていて、ハブ対策から2030には就寝する人が多いみたい…(なんて健康的な生活…)

日本が誇れる自然美とその多様性

今回の旅行で楽しみにしていたことの中に、ナイトサファリとマングローブ林のカヌー体験がある。ナイトサファリでは奄美にしか生息しないアマミノクロウサギやアマミイシカワガエルを拝むことができた。今回は残念ながら出会えなかったが、他にもルリカケス、リュウキュウコノハズクなどここにしか生息しない生物が多くいる。ちなみに動物の固有種の数は日本一。その理由はユーラシア大陸から切り離された島で、大陸では天敵の出現や氷河期等で絶滅したものが島では生き残れたことなどと言われているが、1番の理由は森に生息するハブが人間の開発から守ったことだと個人的に思っている。ナイトサファリでヒメハブを見たが茂みに隠れたら全く見つけられない。1日350日森に入るガイドさんですら茂みには入れないという。人間という天敵から森を守ったハブ。皮肉にも自分達が手を加えなかったおかげで奄美には唯一無二の観光スポットが存在していた。

カヌーでめぐる奄美

アマミノクロウサギ

こつこつ丁寧に作られる大島紬

ちょっと時間潰しぐらいの気持ちで立ち寄った大島紬村。たまたま工場見学ツアーがついた時にはじまったので参加することに。織物産業地域は桐生や八王子で見てきたからそんな感じかなと思っていたら全然違った。大島紬は伝統工芸、手間と時間がかかっていた。80回行われる染色、泥染、ドットベースで作られる設計図、それに合わせて行う締加工、そして手織り。手間をかけたものは人の心を動かす。便利な世の中だからこそ、こういう面倒で手間のかかることが一層光るなぁと感じた。いつか大島紬の服や着物を着こなしたい。

島が奏でる音、島唄

2日目の夜はやにがわどおりでお酒を嗜んだ。「れんと」を飲んだがもっといい焼酎を飲んでもよかったなとプチ後悔。いつか高倉を飲んでみたい。美味しいと感じるかは別として笑
お酒のつまみと言ってはなんだが、ハレの雰囲気を楽しめる、島唄が聴ける居酒屋にお邪魔した。これもまた最高だった。宴といった感じ。コロナ禍で祭りに最近行けていないが、祭りの雰囲気を楽しむことができた。ハレとケがある日本の生活文化。行きたい人は人数的に予約必須なのでご注意。

吟亭のおかみと歌い手

島料理


久しぶりの旅行だったが、今回もまた自分の知らない日本を知った。きっとまだまだこの国にはお宝が眠ってる。知れば知るほど沼にハマる国、Japan。
ゆったりとした時間が流れもてなし上手な奄美大島。またいつか再訪したい。次はマリンスポーツも楽しみたいな。

旅は最大の学びである

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