大切な人には大切だと言うんだよ
言葉にすることは大切だと、何度も何度も思う。
なのに、何度も何度もその言葉を飲み込むことがある。
それは気恥ずかしさからか、「いつか伝えられるだろう」「きっとわかってくれる」という根拠のない自信からくるものなのか。
今続いている日常を、当たり前のように思ってしまう。
それは幸せなことだということを、しばし忘れてしまう。
その時は、突然訪れる。
それは時に、耐えがたい、痛みを伴って。
だから、言える時に、言いたい時に言わないと。
ある日突然その先はなくなってしまうかもしれないのだから。
…とこういうことを考えるときは、だいたい自分の保身に入ってるときなんだろうなぁと思う。傷つきたくないが故に、いろいろ理由をつけている。
もう会えないかもしれない人を思う。
これから会う大切なひとのことの考えて思う。
私はどうしたいんだろうって。
何がしたいんだろうって。
何度も何度も置き去りにして、何度も何度も思い出す。
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