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Australiaで1ヶ月過ごして 〜マインド編〜




社会学部に行って心理学を学ぶ。
そして、いじめのない社会を創る。
これが高校生の頃の私の目標でした。

それなのに、驚くくらい受験が上手くいかなくて
私は当時全く考えていなかった、けれど唯一受かった学部である
国際英語学部という道へ進むことになりました。

なにかご縁があって入った大学。
「4年間という時間のどこかで、留学へ行ってみよう。」
行きたい学部ではなく、目標を見失っていた私が
それだけ決めて大学へ入学しました。

留学へ行くには、かなりの費用がかかったので
行けたのは大学2年生の頃。
大学の留学プログラムで1ヶ月の短期留学に申し込みました。

いざ、行くことが決まったとき。
英語力に自信はなかったけれど、
はじめて日本以外の国で過ごすこと。
英語も話せるようになったら世界中の人と交流できるかも。
ホストファミリーと仲良くなれたらいいな。など。
不安も少しはあったけれど、それ以上にワクワクしていました。


ホストファミリーとの出会い

私を受け入れてくれたホストファミリーは
会った瞬間からオープンマインドで出迎えてくれました。
ホストマザーは初日から、たくさん話かけてくれて、
次の日にはホストマザーおすすめのカフェに連れて行ってもらいました。

ホストマザーおすすめのカフェにて☕️✨


コミュニケーションはもちろん英語。
「英語話せます!」なんて絶対に言えない英語力で
さらに完璧主義の私はインプットはしていたけれど
アウトプット、つまり「話す」ことはすごく苦手でした。
間違えるのが怖かったから。

けれど、そんなことは言っていられない。
何か話さなければ、会話ができないのだから!と
文法に発音、色々と間違いながら話していました。

間違えるって悪いことなの?

この経験を通して学んだこと。
それは「間違える」=「ダメなこと」ではないということ。
テストだったり、色んな場面で起こる「間違い」に対して、
私は過度に恐れていたと思います。
「間違えたら怒られる」が染み付いていたから。

この考え方が解放されつつあったとき、私に試練が訪れました。

語学学校でのできごと。
なぜだかわからないけれど、少しレベルの高いクラスへと
振り分けられ、授業についていけるか不安だった私。
その不安は見事に的中してしまい、
自分と比べると、英語が身についている人が多くいました。

ある授業を受けた日。
語学学校の先生と何かが合わなくて、一生懸命伝えたかったのに
上手に英語で伝えられなくて「怒られた」と感じてしまったことがあります。

クラスでは平気な顔をしていたのですが
もともと英語に自信があったわけではないので
さらに自信をなくしてしまい、気づくと泣いていました。
部屋で日本にいる家族に連絡したことも覚えています。

泣いていたとき、そばにきてくれた
トイプードルのチャーリー🌱
このかわいさにいつも癒されていたのです。

その姿を見ていたホストマザーが、私にかけてくれた言葉。
その言葉は一生忘れることはないくらい、衝撃を受けるものでした。

『あなた、Helloって言えてるじゃない!英語話せてるわよ〜』
え…Helloくらい誰でも話せるよ!と思っていたけれど
続けて言ってくれた言葉は
『私は日本語の発音が難しくて挨拶も上手く言えない。けどHarukaは
伝えることができているのよ!』

『英語が話せる』
のハードルを私はものすごく高く設定していたことに気づかされました。
このあと、ホストマザーは
「毎日私と今日あったできごとを話さない?」
と提案してくれて、ほぼ毎日
私の拙い英語と私自身に向き合ってくれました。

環境や空間の大切さ

ホストマザーと会話しているとき。
恐らく、彼女は私のためにかなりゆっくりなペースで
話してくれていました。
そして、「間違えた」と感じさせないように、
いつも笑顔で、私が言葉に詰まっても「大丈夫」と話しやすい環境を作ってくれていました。

そのおかげで、私の中で新たな考え方が芽生えました。
間違えないと、次に進めない。
間違えないと、何ができて、何ができないのかもわからない。
だから、間違えることは悪いことじゃない。

それと同時に、「間違えても大丈夫!」という環境があることは
とってもありがたく、人を1歩前へと進ませてくれるものなのだと
私は思います。

そして、もう一つ変わったことは
くよくよ悩まなくなったこと。
自分の中で「間違えちゃった!次に活かそう!」と切り替える力を
備えることができるようになりました。

私は『できない自分』を見せることが苦手です。
だから、完璧を目指して、そこに到達してから人に話す。
留学に行く前まではそうしてきました。

けれど、完璧っていつになったら来るんだろう。

間違えてもいい。恥を見せてもいい。
それでもあなたを受け入れますよ。
そう言ってもらえた環境に身を置くことができて
私は恵まれていたと心から思います。

「間違えたらおわり」から
「間違えてからがはじまり」
という環境が浸透してほしい。
そうしたら心のプレッシャーの多くは
解放されるかもしれないと実感しました。

家のすぐとなりに広がる芝生。
お気に入りの場所🌿

今へと繋がって

私は今年Stillという小さな小さなブランドの運営を始めました。
正直、みなさまにお見せできる状態かと聞かれると、
首を傾げてしまうときもあります。
そう。まだまだ不完全な状態なんです。

でも「心のケアをする場所を創りたい」
不完全な自分を見せることにこわさはなかったので、
色んな人に想いを伝えていました。

この世界は優しいです。
私が自分のやりたいことを伝えて、否定した人はひとりもいませんでした。
それどころか、興味を持ってもらえたり。
一緒に道を切り開いてもらったり。
助けてくれる人
応援してくれる人
が本当に多くいらっしゃいました。ありがたい限りです。

留学という経験を通して、私は「失敗がこわい」という
感情から解放されたと思います。 
「とりあえずやってみる」
「失敗してもなんとかする」

自分に自信がある
なんてまだまだ言えません。
けれど、恐れないで進む覚悟は
今の自分にはあるように感じています。

私はオーストラリアという国で考え方が大きく変わりました。
今回はそのうちのひとつである。
「間違いや失敗」、マインドの変化について綴りました。

なかなか前に踏み出せない。
過去の私はまさにそうでした。
でも、やってみると意外にもなんとかなるものなのかも。
と感じる場面もありました。

失敗しても受け入れてくれる場所や
受け入れてくれる人がいてくれるおかげで
私はゆっくりと自分が創りたい場所を
かたちにしていけていると思っています。


Stillはまだまだ小さく、はじまったばかりですが
私が出会ったホストマザーのようにいつだって
オープンマインドで関わってくださる皆さまを
お迎えしたいです。

**************

年内ラストのnoteの投稿となります。
来年はもう少したくさんの言葉を綴れたらと思っています。
今回も長いのですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
(Instagramは引き続き投稿を続けますので、よろしければご覧ください。)

今年も本当にあと少しとなりましたね。
今はちょうどHoliday seasonで街がキラキラとしています。
皆様にとって素敵な冬が輝きますように。
良い1年の締めくくりにしましょうね。
心からの感謝を込めて。


オーストラリアの教会⛪️にて。























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