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ダイ・ハード
鑑賞時の感想ツイートはこちら。
『ダイ・ハード』を観た。テロリストのリーダー(ハンス)役の悪役の人が、観る度に毎回「素敵だなぁ」「好きなタイプだわー♡」と思っていたのだけど、あれってアラン・リックマンだったのね!! 今まで気づかなかったよ! どうりで素敵な訳だ。わたしのタイプな訳だ。なんか、すごく納得。笑
— もりはるひ (@haruhi_mori) June 30, 2014
1988年のアメリカ映画。ブルース・ウィリスを世界的スターにした “巻き込まれ系・娯楽アクション” の金字塔とも言える作品です。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31827829/picture_pc_f07928b3464c167434e7cc804b08670b.jpg)
クリスマス、別居中の妻に会うためロサンゼルスへやって来たニューヨーク市警の非番の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。妻のいる日本企業のハイテク高層ビルが武装テロリストに占拠され、たまたまビル内に居合わせたマクレーンは機転と知恵を頼りにたった一人で戦うことになるが――。
何度観ても面白い、娯楽アクションの名作!
これね、わたくし幸運なことに、公開当時に劇場で観ているのです!(日本での公開は1989年/平成元年)
20代の頃、友人と新宿へ遊びに行って「映画でも観よっか」という話になり、何の予備知識もなく選んだのが本作『ダイ・ハード』でした。確か、歌舞伎町の映画館だったかなぁ。
俳優ブルース・ウィリスも、当時はあまり知られていなくて。今のようにインターネットがなかったので、公開中の映画の情報も『ぴあ』などの雑誌から得ていた時代。(同年代のみなさん、懐かしいですよね~!)
劇場のチケット売場で本作を選んだ時点では「ふ~ん」くらいの軽い気持ちでした。期待感も特になく。
ところが、
いざ観てみたら--
/
いやぁ~、面白かった!!!
\
一緒に観た友人と二人で
「面白かったね!」
「うんっ! めっちゃ面白かった~!」
と口々に言い合い、興奮冷めやらぬ感じだったのを覚えています。
・・・
それ以来、テレビで放送されていれば
「あっ!『ダイ・ハード』じゃん♩」
って観てしまうし、観始めるとやっぱり、面白くてついつい最後まで観ちゃうんですよね。笑
そんなわけで、何度『ダイ・ハード』を観たことか――。これだけ観ても毎回楽しめるのだから、やはり娯楽映画の名作なんだなぁ、と思います。
第5作まである続編
第1作の後、同じブルース・ウィリス主演で、続編が第5作まで作られています。
○ ダイ・ハード2(1990年)
○ ダイ・ハード3(1995年)
○ ダイ・ハード4.0(2007年)
○ ダイ・ハード/ラスト・デイ(2013年)
わたしは『ラスト・デイ』以外の第4作まで観ているはずなのですが、個人的には第1作である本作がベスト! あの面白さに匹敵するものはないなぁ、と思っています。
巻き込まれ系・娯楽アクションの元祖
それほどまでにわたしが推す本作の “面白さ” とは?
いくつか要素を挙げてみると――
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31833671/picture_pc_aa0ce471a3fe8e0d3e2797fab282501d.jpg?width=1200)
○ 主人公が偶然、事件現場に居合わせる「巻き込まれ」シチュエーション
○ 主人公が無敵のヒーローではなく、自らの運の悪さをボヤく「普通の男」(ボヤきっぷりがまた良くて、観客は親近感を持つんですよね!)
○ 普通の主人公が、たった一人で「機転」を利かせて不利な状況に立ち向かう爽快さ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31833694/picture_pc_948131267750b814f88dda1c055c1cf7.jpg?width=1200)
○ 閉ざされた状況の中、孤立無援で戦う主人公と、顔を合わせず無線を通じて協力する地元警官パウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン)との「友情」
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31833848/picture_pc_bd0de1eb96e43fd02cff00ed3d6510a7.jpg?width=1200)
○ 主人公と頭脳戦を繰り広げる、知的で紳士的かつ冷酷なテロリストのリーダー、ハンス(アラン・リックマン)の「魅力的な悪役」ぶり
それに加えて、
○ 序盤から散りばめられる伏線と、それを見事に回収する「よく練られた脚本」
などなど、見どころ満載なんですよね♡
・・・
本作の「巻き込まれ」、「閉ざされた空間」、「一人で多数を相手に戦う」といったシチュエーションは、『スピード』(1994年)や『ザ・ロック』(1996年)など、その後の娯楽アクション作品にも影響を与えているそうで、まさに元祖と言えそうですね。
ちなみに、AFI の「スリルを感じる映画ベスト100」にも 第39位で『ダイ・ハード』がランクインしています。
大好きなアラン・リックマン♡
わたし、この映画を何度も何度も観ているのに、あの素敵な悪役ハンス・グルーバーがアラン・リックマンだと気づいたのは、だいぶ年数が経ってからなのです。
なんてこと!!
わたくしとしたことが、なんたる不覚……。笑
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31836435/picture_pc_3a7772db2f6384e8a3608929cda396f6.jpg?width=1200)
はぁ…… 素敵♡
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31836480/picture_pc_da59b5961d8cdbe825be51c21569691a.jpg?width=1200)
アラン・リックマン、大好き!!♡
(2016年に彼が亡くなられた時は、本当に悲しかったです。涙)
もともと舞台でトニー賞候補になるなど活躍されていた方ですが、映画は本作が初出演なんですよね。映画初出演で、この存在感と品格!
主人公が悪と戦う物語では「悪役」がすご〜く大事ですからね!
正義のヒーローと互角に戦えるだけの「手ごわさ」と、キャラクターとして強い印象を残す「魅力」。そして、その両方を観客に伝える「説得力」。それらが悪役にないと、映画の面白味がなくなってしまう。
その点で、アラン・リックマンは見事にキャラクターの個性を表現して、映画全体に貢献しています。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31837127/picture_pc_211e6e37dfc9e7eea09fb35e52fcb129.jpg?width=1200)
このシーンの彼の表情。
こちらは彼の “演技ではない” というのは、映画好きの間で有名なお話ですね♩(アラン、可哀想……笑)
・・・
公開から30年以上が経ち、最近ではテレビでもあまり放送されなくなってしまいましたが、また放送してくれないかなぁ。
サブスクで観るのももちろん良いのですが、こういう娯楽アクション大作ってテレビの吹替版で観るのがなぜか楽しいんですよね♩
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