見出し画像

会社用スマホと個人用スマホ

勤務先で、外出している人と内勤の人で、連絡や情報共有を行うために、LINEグループを活用している部署があります。

電話だと、運転中や打ち合わせ中には出られないし、複数名に同じことを伝えにくい。そういう意味ではLINEグループはとても便利です。

ただ、それらが全て、個人のスマホで行われていると、何かと問題があったりします。

主として問題点は2つあります。1つはセキュリティ。もうひとつは労務管理です。

まず、セキュリティについて。業務上の連絡には機密情報が含まれる場合があります。業種によっては個人情報が含まれたりします。これらが、個人のデバイス間でやりとりされるということは、個人のデバイスのもつセキュリティレベルによっては、脅威にさらされるということです。紛失の可能性もありますし、覗き見、不正アクセスなども考えられます。

もうひとつの労務管理について。これは、無意識に公私混同してしまい、休日や勤務時間外に業務の問い合わせや指示が行われるといったケースが考えられます。ちょっと気になって、深夜にほんの数分だけ状況確認した...といったケースも考えられます。

まあ、30年くらい前に携帯電話が普及し始めた時から、会社携帯か個人携帯か?といったことが話題になったりしました。当時は携帯でメールや通話。今はスマホやPCでチャットやSNS。ただ、セキュリティへの対処が必要なレベルや、個人情報や働き方、コンプライアンスで守るべきレベルは当時とは格段に違います。

グループウェアのそれなりのプラン(費用)を会社が負担して、個人にデバイスを貸与するか、個人のデバイスを使用可能(BYOD)にするなどして、社内と同じレベルのセキュリティを確保する必要があります。

BYOD(Bring Your Own Device)には賛否両論あります。私個人は、会社用と個人用は別にしておきたい立場です。

費用負担、セキュリティ、ルールの順守などが論点になります。けれども、昔、携帯電話を会社用、個人用...と、2台も3台も持たされていた営業マンみたいに、PCやスマホを2台も3台も持つのもどうなんだか...という気もします。

ちょっと、まだしばらくは企業により、個人により、意見が分かれる状態が続きそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。kindleでもいろいろ書いています。よろしければぜひ、お読みください!!


最後までお読みいただきありがとうございました。自分の文章を読んでくださる方がいる。ソレってとっても嬉しいことです。みなさんの文章も、読んで、楽しませていただきます!「スキ」「フォロー」「サポート」「シェア」すべて大歓迎です!