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「前立腺がんの全摘手術後の定期検査に行って来ました。」

「前立腺がんの全摘手術後の定期検査に行って来ました。」
 
前立腺がんの疑いがあると言われたのが2020年の6月上旬でした。5月末に受けた人間ドックでの「PSA検査」からでした。その後、6月末に1泊2日で日赤病院に行き、生検含めた精密検査をして、初期のがん細胞があることがわかったのが7月中旬。そこからベッドや手術(ロボット支援 手術)のスケジュールが空いていなく、コロナ禍で緊急事態宣言発令中というなどのこともあり9月に入院して、全摘手術を行いました。結局9日間ほど入院しており。それから2年半ほどの日時が経ちました。

検査で疑いがあるところから検査~手術~術後の生活までは「haruharuy劇場」という、ブログに書きました。
詳細は、https://haruharuy.exblog.jp/31374643/
から8話ほどのシリーズになっております。

このブログはそもそも演劇を見た時にレビューを書くというのがメインのブログやったんですが、実はアクセス数がいちばん多いのはこの「前立腺がん日記」という事実。過去には別の「肺炎日記」というのも書いたのですが、それもアクセス数が多く、演劇界と病気の記事との大きな差に現実を知る思いでした。
退院後は定期的に血液検査をしてPSAを初めとして腎機能や肝機能などもチェックするとうことをやっています。今回もPSAの数値は0.0006と限りなくゼロに近い値でした。担当の日赤の石川先生から手術してから5年間は検査を続けることと言われています。このたび私が大阪に引っ越すので、新たな病院を探して6か月ごとの検査を受けなければなりません。万が一これからのPSA検査で0.2を上回るようなことがあれば何らかの対応をとらないといけないそうです。なので、そうしたことを理解できる関西の泌尿器科の先生に相談して、そこから病院が決まったら教えてくださいとのことでした。そうするとその病院宛に日赤の石川先生から内容を記したレターを私宛に送っていただき、それを持って、関西の新たなお医者さんに行って検査・診察を受けるという段取りになり、2年半お世話になった先生に別れを告げました。

この2年半はまさに「COVID19」の影響でコロナ禍とともに過ごした2年半でした。3月13日からマスクの着用が自己裁量に変わるまさにそのタイミングというのが印象深いです!コロナと前立腺がんと手術と入院は私の中のある種の価値観を変えてくれたかも知れません。ほんまに大切なことはなんやろう?ということ。ほんまに大切な人は誰やろう?ということ、です。何かを守ることで自己を偽るのではなく、何も守らなくてもええんとちゃう?というような考え方に変わっていったのはこの経験のおかげかも知れません。「がん」になる方が男性は3人に2人、女性は2人に1人という時代だからこそ、どうつきあって生きて行くのか?そして、ほんまに何を大切にすんねん!ということに気づかせてくれるのではないでしょうか?

今日死んでも、自分で「よう生きたな」と思えて死ねればそれでえんとちゃうかなあ!と61歳の私は日々思い感謝するのでした。

日赤広尾病院(高台の素敵な場所にあります)

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