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「台風の影響で東京駅とその近辺に10時間以上いました体験記。」(そして、地球温暖化・カーボンニュートラルを何としてでも、阻止せな、あかんで!と強く思いました!)

「台風の影響で東京駅とその近辺に10時間以上いました体験記。」(そして、地球温暖化・カーボンニュートラルを何としてでも、阻止せな、あかんで!と強く思いました!)

台風の大雨の影響でJR東海、土曜日の午前中までまさかの運休!8時前に東京駅に行ったのだが、どうしようもない!予約していたのは8時50分台の新幹線でした。3分に1回という驚異的なシステムで動いているものがいったんそのバランスが壊れたら壊滅的なことになります。これは私たちの身体なども同じで絶妙なバランスの中で上手く生きているというのと同じような感じではないでしょうか?

朝ごはんは「梅もと」のコロッケそば(390円)。

12時40分から大学院の研究課題(卒業のための論文を書くためのゼミのようなもの。)のオンラインのセミナーがあったので、いったん家に帰ろうかとも思ったのだが、引っ越ししてしまったがらんどうの部屋なので、静かなのはいいのだがそれ以外はとても不便。Wi-Fiなどもなく、まあ、テザリングでもいいのだが、まずはバスで名古屋まで帰るなどの方法を考えるがすべて予約で満席状態!こうした非常時にどう行動するかが問われるのがプロデューサーなのですが飛行機も夜の便しかなく、しかも片道3万円を超えるという状況!JR東海Eエクスプレスのアクセスに10分くらいかかってようやくつながる状態、スマホのスリープモードになったりして、長くそれを放置しておくと再ログインしてください!という状況。しかしながら、それ以外はギリギリ接続が途切れないようにしてあるのはこれまで多くのクレームがあった賜物なのだろう!

JRは国鉄から分割民営化した後に個別のJR同士がタッグを組むことなく独自のシステム開発を行いました。そのため線路や駅はつながっているのだがそこに分断が起きていて顧客価値が創造できていない!顧客の利便性はこれからというところなんやろか?先日JR東日本がQRコードで読み取りが出来る自動改札機の設置が始まったというニュースを見ました!世界標準を作ることがいかに価値があることかということを実感します。そういう意味ではQRコードを世界標準として著作権をある種PDのような形にしたデンソーさんはスゴイです!詳細は「QRコードの奇跡: モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ」をご覧ください!むっちゃ、おもしろいです!

こうした企業に世界中から賞賛とともにある種の「世界の資源価値を有効に使ったで賞!」みたいなものをノーベル賞くらいの感じで差し上げられないだろうか?みたいなことを考えます。
経済学を学んで、唯一、自分事化が出来たのが、

経済学とはこの世の限られた資源をいかに効率的に公平に分配するか?

というのがその根本にある、ということでした。
朝の8時過ぎにサントリーさんが運営している八重洲地下の「プロント」でアイスコーヒー!ここはカウンターの奥行きが45センチあり、AC電源とUSB電源が設置されており、椅子が座りやすい!ここに居を構え、まずはJR東海新幹線E-EXPRESS予約の手続きをしました!でもなかなかつながらない!そして列車を12時過ぎから軒並み見ていくが全然空きがない!当たり前ですね!ひかりが△がついているので、おっと思い検索すると指定はいっぱいです!の繰り返し。ようやく18時台の新幹線の予約が出来ました!なので、いったんそれでいこうと決めて、こうした文章を書いたり読んだりの作業でした。
そうこうしているうちに12時を過ぎ課題研究のオリエンを聴きました。

その後、昼食に出たり映画「怪物」を1本見たりして中抜けしました。

担々麺

ガラガラとスーツケースをひっぱりながら東京を移動するのが、まるでスティングの名曲「ストレンジャー・イン・ニューヨーク」のような感覚。居場所がないということのストレス!ノマドワークという言葉がありますが遊牧民族はやっぱり大変やなというのが私の実感です!

ということで予約が出来た18時12分に合わせて戻って来たのはいいのですが、まさかまさかの大幅遅延!60分から90分の遅れがありますとのこと。何でこんなに通路や階段に座っている人たちがいるんやろ!と思っていたのが納得に変わりました!それ、分かっていたやろ!という意見もあるかもですが、不覚にもそのあたりは信じ切っていました。

なので、諦めて仕方がないので再度、プロントへ!18時過ぎているので「キッサカバ プロント」という名称に変わっていました!東京駅に来てから10時間以上時間が経過しています!この様子をSNSで発信すると、高校の同級生の松尾君が、何と金沢まで新幹線で行って在来線で京都―大阪というルートで帰った方がいる、とのことを聴いて、ああああ、それを検討すればよかったと後悔の念に駆られました!
実は距離もそんなに変わらず運賃も変わらへんというようなことも聴きました!そんなこんなで、これを書いていると19時になったので東京駅のホームへ行ってみたいと思います!この日の東京駅の周辺の売り上げはすごいことになっているのではないでしょうか?こういう日のデータを統計やデータ分析の世界では「外れ値」と言うらしいです!

もうこの日は帰るのをあきらめて明日のチケットに変更しようかなと思って、エクスプレス予約を検索していて最後に確定を押す前に最後の確認と思って電光掲示板を見たら何と18時12分発博多行の表示が!
時間は19時半でした!改札のところでEX-ICカードが認識しない問題が発生しました!なので、駅員さんに言うと並んで!と言われたのですが、並んだら18時12分発に乗れないかもと言うと、至急、「便宜証明書」を出してくれて人力で中に入ることが出来ました!
そうして19時40分の約90分遅れでJR東海「のぞみ57号」は東京駅を出発しました!出発して数分後、品川駅の前で停止。これは、これから移動に時間がかかるでえええ!の予兆ではないでしょうか?ゾクゾクするような感じがさっき見た映画「怪物」にもつながるのかどうかはわかりません。

でもちょっといいことが車内でありました。
場所は熱海駅を通過する手前、通路を挟んだ女性がカフェラテを落としてしまい!廊下に散らばったのです!拭くためのティッシュがあるかな?と思って私のカバンを探していたら、その時にペーパータオルで拭く人が登場!どんな方かと思ったらJR東海の車掌さんでした。そのひざまずいて懸命に乗客の方に少しでも気持ちよく過ごしてもらうという精神にあふれている姿を見てむっちゃカッコいい!と思いました!見た目ではなく、その精神が素晴らしい!乗客対応している現場がこうして底上げをしてくれているのだから、JR東海のDX対応の職員やその仕組みがJR毎に違うという問題をそのままにしている経営幹部の人たちはどう感じているのでしょうか?官僚主義に陥ってはいないでしょうか?緊急時、災害時の運航の進め方のそれぞれの最適解は何なのか?そうしたことを必死で考え実行することが、あのペーパータオルを持って廊下にひざまずいてきれいに拭いている職員に報いるということなのではないだろうか?この日は、土曜日ですが、JR東海の役員たちも、必死で現場対応を一緒にされていたと思いたいです!

また新大阪駅で対応されていた駅員さんはJR西日本の方でしょうか?JR東海の方の温度感とまったく違う顧客対応が顧客目線で違和感を覚えます。分割民営化の分断の後に起きた官僚主義なのでしょうか?
とにかくも、こうした緊急時に企業とそこで働く方々の真の姿が見えてくるのではないでしょうか?

新大阪駅!

そしてやはり、こうした緊急時には、胆力と体力が必要やな!とちょっと長く居すぎてココロが折れそうになった私は思ったのでした。
朝の7時に家を出て大阪の家に到着したのが23時でした!16時間の旅がようやく終わりました!

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