謝罪が自慢話にすり替わる-私の離檀記

檀家をしていると菩提寺から年に数回、会報が届きます。

会報には毎回、住職・副住職・住職の奥さん・副住職の奥さんが文章を寄せているのですが、ある時の会報の住職の奥さんの文章に「檀家さんから法要のご相談の電話があったのですが、同じ苗字の別の方と勘違いしてしまい、当日大変な事になりました。申し訳ありません」と書いてありました。「そんな失敗もあるんだなぁ」と読み進めていくと、だんだん「当寺には500軒を超える檀家さんがいらっしゃり、◯◯さんが十何件・☓☓さんが十何件」と自慢話かな?と思う内容にすり替わっていきました。そして最終的には「間違いが起きないように町名とフルネームを名乗ってください」というお願いで終わっていました。

私が神経質過ぎるのかもしれませんが、他の方と間違えられた挙げ句に「でもあなたも悪い」と言わんばかりの事を多数の人が読む会報に書かれてしまった見知らぬ檀家さんが気の毒になりました。

真摯に謝罪するのみにして、言い訳がましい事は言わない方が良いのだろうと思います。
「大変申し訳ありません。今後は間違いのないように下のお名前もきちんと確認させていただきます」とかいくらでも人を傷つけない文言はあるんだろうに。
これは私の想像ですが、住職の奥さんは変な意味ではプライドが高い・自分の失敗を認められない人なのかなと。

それに発行前に住職や副住職も目を通すのだろうから、「こんな事書かない方がいいよ」とならなかったのかな?とものすごく疑問でした。

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