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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

ネタバレはネタバレしたほうがおもしろいんじゃないかという話

積極的にネタをバラシていくタイプである。

かつて時間堂という劇団でプロデューサーをしていたときに培われた精神だと思っている。稽古を公開したり、公演に寄せられたアンケートを賛否関わらずブログに載せたり(お客さん自身が公開OKなやつだけ、ね)、スタジオリノベーションも劇団法人化も相当セキララにnoteにさらけ出す劇団だった。その考え方は私が入団する前から時間堂には根付いていて、私もそこですっかり染まって今に至る。

ネタバレしたらおもしろくない種類の、たとえばミステリーとかどんでん返しのあるストーリーは別として、基本的にはネタバレして失われるものなどないし、ネタがわかったらもっとおもしろくなるし、なんならネタを公開しているからこそ得られるフィードバックもあると思っている。稽古を観たからと言って本番は観なくていい、なんてことは全然なくて、むしろ「稽古がおもしろかったから本番も劇場で確かめたい」とか、「試行錯誤の段階に関わった作品を見届けたい」っていう発想もありえるし、こちらも稽古の段階から観客の視点を意識して創作ができてしかも目の前でリアクションをもらえるなんて得難い喜びである。

あるいは、仕掛けを知っているからこそ2倍楽しめる、みたいなこともある。ついこないだ金曜ロードショーで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をやってたけれど、「2」を観ていて「1」とのリンクが出てくるたびに「つながった!」「このシーン知ってる!!」と興奮するわけである。私は「1」を観てから「2」を観たのでもう「1」を知らない私には戻れないんだけど、たぶん、いきなり「2」を観てもそれなりに楽しめたとは思う。でも、「1」を1週間前に観たばかりだったからこそ、ビフが馬糞まみれになるシーンのおもしろさも2倍だったと思っている。あぁなんで「3」の録画を忘れたんだろうか。さめざめ。「3」だけレンタルしようかなぁ…。

話が逸れた。

ともあれ、ネタバレはした方が楽しめることはいっぱいある、という話である。ネタバレによって失われるものがない場合、ネタがわかるということは楽しさ・おもしろさがオンされるだけなんだから、知ってるネタはばらしていきたい。もうちょっというと、ヒントだけだしてほんとはネタに気づいてもらいたい。「あれ?」ってひっかかって「もしかして…」って遡ったりして「まじか!!!!!」ってなる瞬間の閃きをぜひとも味わってほしい。

なんの話かって、WATARoomの話である。最近私がちょこちょこTwitterでからんだりやたらと「いいね♥」するので制作協力してるんだろうな、というのはもうお気づきの方も多かろうと思っている。もう、ほんとはここにヒントっていうか答えをばんばん書いてしまいたいのだけど、私自身がWATARoomのサイトを見に行って、お誕生日会の動画を観て気づいた思い出があったりするので、ぜひそうやってこの仕掛けを見つけて私と喜びを共有してほしいと思っている。

WATARoomは非常にトリッキーな芸能事務所で、なにがどうトリッキーかってところがわかるとちょっと興奮すると思います。もうすぐここのドキュメンタリー番組が始まるんだけど、トリックがわかると「ドキュメンタリー?だと??」ってなるんじゃないかなぁ。

あと、このお仕事は旧知の大切な仲間もつないだりしていて、さきざき一緒におもしろさを膨らませていけたらいいなと思っている。私個人はごく平凡で、結構あたまも固いし土台は保守的というかやや古風な家系に育ったと思ってるけど、私の周りには新しい世界を持っているひとがたくさんいて、「類は友を呼ぶ」が真実なら、私自身も結構クリエイティブでユニークで勇敢に新しいことへチャレンジできる素質はあるのかもって思える。そういう気持ちにさせてくれるプロジェクトやクリエイターに出会えたこと自体、とても恵まれている。

そうそう、WATARoomは所属タレントたちのTwitterをながめるのもおもしろいです。これだってしかけがわかって視ると全然違う意味を持つので、いろいろRTとかいいねとかしてきたけど最終的に私は柏さんまじすごい、頭の中どうなってるんだろう、となりました。

代表の柏進さん

タレントのマリカちゃん

俳優の利根川渡さん(天空旅団ダダンダダン)

このさきしばらく中長期的にこの事務所とは関わっていくので、私のかたいあたまもほどよくもみほぐされていくことでしょう。

ああここのしかけを知ってるひとと包み隠さず秘密を語り合いながらもりあがりたい。だから早く誰か気づいてくんないかなぁ。どきどき。

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