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人間が美しいと感じる世界は、世界の美しさのほんの一部だと、忘れずにいたい。

「この季節になると、道路に落ちた紅葉を掃除をするんだ。」
「ほうきではいて、ゴミ袋にまとめて捨ててね。」


いつも見ている景色の”綺麗な状態”って何だろう。

人間が落ち葉を捨てるようになったのは、いつからだろう。


綺麗だったはずのもの、使えるはずだったもの、
人間が勝手にゴミだと語り出したたくさんのものたちを
考える余白さえ持たずに、捨ててきた日々に、
少しだけ、心が立ち止まった。


地球や物の起源に想いを馳せることは、
忙しない社会で生きる私達にとって
想像を超えた、新しい常識を生む行為だと思う。

「制限するだけではない」
そんな世界の変え方が、人間にはきっとできるはず。
そう、思いたい、と、
口ばかりが先走る。


そう簡単なことではないとわかっていたって、
毎日の風景から、同じ想いを持つ人と共に
少しでも変われる方を選択したい。


だって、大好きな人と、この地球で、
少しでも長く、生きていたいじゃないか。

だって、未来を生きる大切な人に、
しあわせに生きて欲しいじゃないか。



願いにも似た意思を、

美しさに挑むクリエイターとして、
美しく生きたいと思う1人の命として、
美しい時代の一部として、

忘れないでいたいと思う。


おわり