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療育花育の記録 あきらくん#8

あきらくんは体が不自由で車いすで移動。
言葉は話せません。喜怒哀楽などは、声でいろんな表現をします。
表情も豊か。表情でも多様に表現してくれます。

あきらくん 20240325 「体調の悪い日」


終了後の経過について 親御さんから

2月が家族の都合で飛んでしまったので、始まってすぐ、直子先生の声が聞こえると同時位に陽も喋りだし…。
本当はお花をやりたかったのに…と伝えてる様でした。

最初は少し落着かない様でしたが、お花に触れているうちに静かになり、表情も良くなってきました。


この日の1番のお気に入りはヒペリカムで、ヒペリカムを挿してから長いこと握っていました。

もう満足そうだったので、黄色のガーベラを私が挿しても良いかと聞くと、それはダメで、
お姉ちゃんと一緒に自分で挿したかったらしいです。

写真記録



前回を踏まえた検証と考察

「花に触るときもちいい」という体験を増やしていく。
そうすることで、人生のこころのよすが(よりどころ)ができうる可能性がある。

しばらく体調の芳しくない感じが続いていた様子。

そんな中でも、花の時間は楽しみにしてくれているらしい。

気持ちいい、と感じてくれている様子。


印象記録

始まる前と終了後には、明らかに表情が変化していて、柔和な顔になった。

現場から

家族と花と過ごす時間が、安定感につながってきている。お姉さんととても仲が良く、お姉さんが一緒だと穏やかさが増している。


次回考察

引き続き、様子を見ながら、体調の変化に伴い、音楽をかけながら調子も整える。

―to be continued

2003年から一万人以上の方に花育をしました。現場でどんな風に、どうしたか、結果どうか等、遺さないまま頭の中にあり、書きのこして、いつか誰かの役にたったらいいな、と思い書き始めました。サポート励みになります。活動費として使わせていただきます。よろしくお願いいたします。