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育児で唯一気を付けていること

元来丁寧な性格ではない私。

育児も神経質になりすぎないようにやっているけれど、唯一気を付けていることは、自分が子どもの頃両親にされて嫌だったことをしない、ということ。

私の父親はあまり育児熱心なタイプではなく(そのためか母とは離婚)、そもそもの関わりが少なかったので、あまり嫌だった思い出はない。

対して母親には、それはそれは嫌な思い出がたくさんある。(それだけちゃんと育ててくれていたのだろうと今になってやっとわかるんだけど)

嫌な記憶というのは大人になっても何だかんだと残っているもので、息子が産まれてから、自分の幼少の頃の気持ちをもう一度丁寧に振り返った。

嫌だった記憶の中でも特に残っているのが、『アタシが嫌いだから』という理由で (母は自分のことをいつも、アタシ!と言っていた) 私がだいすきなモノやヒトを否定してきたこと。

これを小さい頃にされると、自分の『好き』に自信が持てなくなり(これを好きって変なのかな?という感情が生まれる) 自分の『好き』が迷子になってしまう。
母親に『いいんじゃない?』と言われたものしか『好き』と言えなくなる子どもになってしまう。

自分の『好き』がわからなくなると、大人になってからストレスの発散方法もわからなくなり、簡単に言ったら心がフワフワの人間になってしまう。(それが私である)

子どもが生まれて、『自分を大切にする』ということに向き合い始め、30歳をすぎてやっと、自分の『好き』がわかってきた私は、本当に、ほんとうに、人生が楽しく、生きやすくなった。

息子と私が同じように感じるわけではないけれど、まだうまくお話できない息子には、とにかく自分がされて嬉しかったことをたくさんしてあげよう、お話ができるようになったら何が嬉しくて何が嫌なのか、話をたくさんしてもらおう。

そう思いながら今日もまたイヤイヤ期真っ盛りの息子と向き合う私なのでした。

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