haru,

絵を描いたり映画観たり音楽聴いたり観劇したりがすき かつてはスケオタだった 子育て中 …

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絵を描いたり映画観たり音楽聴いたり観劇したりがすき かつてはスケオタだった 子育て中 料理もすき

最近の記事

ラグタイム 観劇(おぼえがき)

自分の中で消化するのがなかなか大変な作品だった。ただ、今この時代にこの作品を上演する意義をものすごく感じる。 個人としてはお芝居を観て、こんなに泣いたことはないというほど泣いた。自分が子供を持ったので、未来ある彼らに希望を見出すということが実感としてあるのも関係しているのかもしれない。 とにかく「物語」の力が強い。 それを「演劇」という、生身で観客に真正面からぶつかるような形で上演するという力をひしひしと感じた。 第二次世界大戦前のアメリカにおける人種差別がテーマとして

    • ジェーン・エア 観劇

      ジェーン・エア観劇。 友人のおかげで、まさかの最前列。役者さんの表情と仕草がとてもよく見えてお芝居に没入…… 舞台の高さの関係もあって、こんな至近距離で観るのははじめて。すごい時間だった。 信仰と哲学の話だと解釈している。 頑なな萌音ちゃんジェーンの表情が後半に向かい、柔らかなものになっていくのが近くで見られてよかった。 芳雄さんロチェスターの半生の苦しみを思う……考えれば考えるほど哀しいひと。ジェーンが初対面であんなふうに自由に生きられたらと憧れる姿の真実は、家族(父と

      • 観劇録『しびれ雲』

         配信で鑑賞。ケラさんのお芝居観るのは2回目。前回は『陥没』。井上芳雄さんが本多劇場に立つのが不思議な感じで観てみたかったので配信はありがたい。 以下、覚え書きツイート。  梟島の面々はみんな愛おしい。なかでもフジオさんの可愛らしさが際立っている。  フジオさん、あまりにみずみずしく初恋(記憶喪失なので確かに初恋なのだ)を語るので、ケーキ屋のヤスエさんという女性は実際には登場しないのにその人物を感じ取れるのがとてもよかった。ありがとさんです、と彼の初恋を終わらせる言葉もと

        • 買ってよかった2022

           久しぶりになってしまった。  年も明けたし、2022年のお買い物を振り返ってみようと思う。 スマートウォッチ  楽天で購入。MONOMAMのもの。着信等、各種通知の機能が購入の決め手。  女性物の服にはポケット無いし、あっても小さい。かといってカバンにスマホを入れていると着信やLINEの通知に気づけないので不便にしていた。  先日、地元からはるばる訪ねてきた友人に会うためにお茶をしていた最中、息子がソファの手すりから足を滑らせ(この冬で3歳になりました、ヤンチャ盛り)

        ラグタイム 観劇(おぼえがき)

          2冊の育児日記の話

          育児日記は息子を連れて退院した日、実家で書き始めた。はじめの日付は2019年12月10日。 それから彼の2歳の誕生日前日まで、1日も欠かさず書いた(たまに眠気に負けて次の日に2日分まとめて書いたこともあったけど)。我が事の日記は続かないのに、息子のことなら書けるのは不思議だった。 尊い2年間だったなあ、と思う。 いつかこの日記を彼が読むこともあるのだろうか。

          2冊の育児日記の話

          2020年買ってよかったもの

           おおきな買い物、というわけではないけど、この1年(いろんなことが変わった1年だった、個人としても、社会情勢としても)ささやかながら日々を豊かにして、心を慰めてくれたものを書き出してみる。 IKEA Bluetoothスピーカー ENEBY  家で音楽を聴きたいのにその環境になく、しばらくスピーカーを探していた期間があり(iPhoneやiPadから直に曲やラジオを流していた。もちろんそれでも音質には問題がないのだけど、やっぱりもっといい音で聴きたい)、IKEAに行くたびに

          2020年買ってよかったもの

          入学祝いの記憶

           大寒が過ぎ、まだ冷えるとはいえ季節はゆっくり春へと向かっている。今年の4月には従姉のところと友人のところの子が小学校に上がるということで、入学祝いは何が喜んでくれるか考えているところである。今の男の子たちは何が好きなのか、さっぱり見当がつかない。  自分のときはどうだったかなあ、ともはや遠い記憶を思い返してみる。今でも手元に残って現役(30年選手!)なのは伯父から貰った、リカちゃんの電動鉛筆削り機である(実はわたしはお人形はリカちゃんじゃなくてジェニーちゃん派だったけれど

          入学祝いの記憶

          患者の家族がオロオロしているだけの文

           オロオロしている、ひたすらオロオロしている。まだかまだかと待っていた母の手術ではあったが、いざ当日となるとまず胃が痛い(わたしの)。体調だって昨日まではどうってことなかったのだが、無意識下ですごく意識していたらしい。  何となしにこちらから母と連絡を取ることは憚られ、あちらから必要なもの(着替えとかタオルとか諸々)のお願いのLINEが来たのに、了解です、と返答し、なるべくかわいいトトロのスタンプをつけるのがせいぜいである。  母の手術は14時開始。コロナ禍では当然、付き添

          患者の家族がオロオロしているだけの文

          あけましておめでとうございます

           新年早々、母が怪我をした。雪に慣れていない地方に珍しく降雪があった次の朝のことである。それに伴い、大急ぎで実家に帰ることになった。2日前のことである。取るものもとりあえず、といった体だ。  昨冬、初めての子供を出産した。  よくよく考えずとも、駆け足の一年だった。我が家にやってきた男の子はありがたいことにとても健やかボーイなのだが、一歳を迎えてとても甘えん坊である。基本的にわたしと一緒に過ごすのが普通で、わたしも独りの時間がほとんどなかった。あって整体に行く、とか、髪を

          あけましておめでとうございます