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「テトリバ」の反省会

最近「テトリバ」というオセロを崩した遊びを制作して、それをSNSで発信した所、とても多くの人から良い評価いただきました。
とてもありがたい限りです。

テトリバとは

嬉しいですが、ちゃんと何故評価してもらえたかを理解できていないと次へつなげることができません。
「たまたまだったんだね」と言われてしまったら、たまったもんじゃありません。
たまだけに。

ということで「テトリバ」について少しまとめてみます。

まずSNSでいただいたコメントを見て驚いたのは、テトリバの面白さがちゃんと伝わっていたことです。
もちろんちゃんと狙ってやりましたが、それでもなかなか上手くいかないのが「伝える」ということです。

上手く伝えられた理由として、写真とテキストの他に実際に遊んでいる動画を載せておいたのが良かったと思います。
頑張って編集して良かった。
ですが、それ以上に良かったのは「オセロ」という存在です。

オセロという誰しもが遊んだことがあり、理解されているというすごい遊びです。
このオセロの形を「コマに個性をつける」というコンセプトの元、少し崩したのが「テトリバ」です。
いわゆる「テトリバ」の前にオセロという軸があるんですね。

そうすることで自然とオセロとテトリバの比較が生まれます。
比較することで2つの遊びの違いが見えてくる。
この「違い」がとても重要だったと思います。

オセロでは角は絶対取ることの出来ないのに、テトリバでは置き方次第では取れてしまう。
このわかりやすく見えてくるオセロとの「違い」が、そのままテトリバの「面白さ」に繋がるんですね。
「違う」ことで驚きと、それによって興味を引き立たせることができます。

オセロのおかげで遊んでいる時のイメージがしやすくなっているのもポイントですね。
この遊びのイメージを想起できるように手助けして、実際にやってみて確かめたいと思わせるまで持っていくことが大切です。

遊びにおいて「面白い」を作るのも大切ですが、「面白そう」と思わせる、つまり「面白い」を伝えることもまた難しいですが重要な部分だと思います。
このどちらもが「オセロのコマに個性をつけることで崩してみる」というコンセプトでどちらもデザインできたことが良かったのではないでしょうか。

このように1つのアイデアで複数の問題を解決するということが改めて大事だと思いました。
そうすることで、とても強度の持った一つの作品になるんですね。
今後もこの経験を活かし、更なる遊びの提案ができるよう頑張っていきたいと思います。

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