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後ろ向きを肯定したい


数週間前から、プロフィール画像を自分で作成したタコのイラストにしました。
突拍子もない感じですが、なぜこうしてみたのか、その理由を記したいと思います。


noteの活動を本格的にしようと思い立ち、これまでの記事の反応を見返してみたところ、自分の好きなものに対しての語りよりも、どちらかというと内省的なことについての方が、一定数の反応があるということに気づいた。

考えてみれば、それは当然のことだ。ある趣味のコミュニティに属していれば、それが好き!という人が集まるから反応も得やすい。
しかし私はまっさらな状態。Twitterのアカウントもこれまで公私で使っていたどれとも違う新しいもの。繋がりが何もかもない状態だ。
(正確には、趣味の壁打ち垢として使っていたものだった。名残はツイートを遡ればすぐにわかります)
その現状で、いったい世の中の何人の人が、ただでさえマイナーに偏りがちな私の好きなものと同じものについて検索をするのか。そして私の書いた記事へと辿り着くのか。

……そりゃあ読まれないよな、というのが当然の感想だ。

けれど、じゃあそれ以外の記事へは、皆さんどういう経路で来ているんだろう。
どんな記事なら読んでもらえるのだろう。

私はどんな記事なら書けるんだろう。

そう考えて、自分の書く文章の傾向を、そこに現れる性格の一端を改めて見つめ直した。

私は、とにかく落ち込みやすい。日々の小さなことで浮き沈みが激しく、何か失敗があったりショッキングなことがあると、その都度かなりダウナーな思考へと陥ってしまう。
それでもなんとか自分を鼓舞してみたり、参考になりそうな記事を読んでみたり、気分転換に励んでみたり。
落ち込みながらも、毎回浮上しては、這いつくばりつつも毎日生きているような心地だ。
前向き!とは言い切れないけれど、かといって厭世的というほどではない。

後ろ向きだけど、それでも自分なりに前に進もうとしている。
……いや、別に後ろ向きでも、進めればいいんじゃないか?

そんなことを思って、後ろ向きに進んでいる生き物がいないか調べてみたところ、「タコは後ろ向きに泳ぐ」という情報を得た。
そういえば、確かに動物番組を見ると、タコは足をくねらせて頭の方向に進んでいる。

もともと魚やイカやタコなどの水の生物が好きで、水族館やスーパーの鮮魚コーナーで、飽きもせず眺めるのが好きだった。
子供の頃の密かな野望は、「いつか漁港で生ダコを踊り食いしたい」だった。
さすがに大人になった現在、その野望はもう捨てているが、今でもタコは好きだ。
たこ焼きもたこわさもお刺身も好きだ。イカも好きだが、味も見た目も断然タコ派である。
スプラトゥーンはタコが悪役だったので、1発売当初は肩身が狭い思いをしたものだ。

そういうわけで、タコに一気に親近感が湧いた結果、自画像にしようと採用したのだった。


後ろ向きだって良いじゃない、方向が変われば前に進むことができるし。
前向きな言葉や、ポジティブな意見が眩しすぎて、勝手にしんどくなってしまうような面倒な気質の自分だけれど。
そんな自分にしか書けないものもあるんじゃないか。

そう思い、これまでと同様、趣味について自由に語りつつ、自己を見つめ直す「後ろ向き日記」なるものを始めよう、と思い至ったのでした。


個人的に、私は他者より自分自身というものが、一番自分にとって理解ができず儘ならないものだと感じています。
だから自分との上手な付き合い方を見つけていくのが、人生の課題の一つだと考えています。
「他人を変えることはできないけれど、自分を変えていくことならできる」と、誰か偉い人も言っていた気がするし。

この日記を通して、自己への理解が深まれば。
また、どこかにいるかもしれない、自分と同じような人へのちょっとした気づきというか、示唆みたいなものを少しでもできたら良いなと願いながら。

そう思って、できる限り続けていきたいと思います。

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