ライバルよりも強く、速く、美しくなるためのポイントはメンタルとコミュニケーション


お家で過ごすの時間が長くなってきました。
アスリートの皆さん、指導者の皆さん、いかがお過ごしですか?

コロナの影響で、オリンピックは延期になり、今シーズンの開幕も不透明。
練習もできず、ジムも空いてなくて自主練にも相当制約がかかっています。

でも。
だからこそ。

これはちょうどいい。

この時間をチャンスと変えられる人と、そうでない人との差が
いずれ落ち着いた時に明確に差が出てきます。

今と未来を作るのがメンタルコーチングです。

今だからこそ、
メンタルとコミュニケーションのレベルを上げていきませんか?

このnoteではメンタルとコミュニケーションを整えながら、成長スピードを上げ、最高のパフォーマンスが出るようにする
スポーツメンタルコーチングの基礎知識をお伝えしていきます。


ってなると、
おいっ
メンタルコーチングってなんだよ!

となると思うので、今回はまずメンタルコーチングについて簡単にお伝えします。

< コーチングとは >

コーチングの定義は色々とありますが、私は
「コーチングはその人の持っている潜在能力を早期に開花させる関わり方」
とお伝えしています。

みなさんの中にも自分一人で考えて、考えが出ず悶々としてしまったり
結局、重要なことを後回しにしてしまったり。

そんな経験ありませんか?

メンタルコーチングを受けると自分一人で考える以上に自分との対話が進みます。

なぜ?

自分の頭の中だけで考えるのには限界があります。
でも、あなたの成功をあなた以上に信じているメンタルコーチからの問いかけや刺激を受けて、考えたり感じたりしたことを人に話したり、絵を描いたり、体を動かしたりすることで、さらに考えが深まったり、これまでの自分の枠を超えて新しいアイデアが生まれたり、行動が進むからです。

だから、元々持っている力(潜在能力)を発揮できるように、自分で整えていくことができるのです。


メンタルコーチングを受けたのはなくても、仲間に話を聞いてもらっているうちに自分の考えがまとまったり、ノートに書き出しているうちに新しいアイデアが思いついたりすることもあると思います。
それを偶然ではなく、メンタルコーチが意図的に自分会議を促進させる目的で問いかけをしていくのがメンタルコーチングです。

<スポーツとメンタルコーチング>

このメンタルコーチングとスポーツの相性は抜群。

結果が全てではない、と言いながらも、白黒はっきり勝敗がつくので、負けっぱなしじゃつまらないのがスポーツ。
純粋に勝ちたい!うまくなりたい!そんな湧き出る思いをベースに成長を加速させ、伸び代を引き出し、競技の楽しさを膨らませていくのが、スポーツメンタルコーチングです。

ほんの一例ですが、スポーツメンタルコーチングを受けると、
・目標に対する意識が弱い
→目標が明確になる

・自分にはいいところなんかないと思っている
→自分の強みを認識して、自分を認めるようになる

・モチベーションの波がある
→モチベーション・やる気が高まり失敗を恐れずチャレンジするようになる。

・目の前のことしか取り組めない
→目標から逆算してプランニングして行動できるようになる。

・頭の中が整理できない
→頭の中がクリアになって優先順位がつけられる。

・パフォーマンスの波がある
→いい状態をキープできるようになる

・ここぞという時に失敗する
→試合で最高のパフォーマンスを発揮する。

・メンバーがバラバラで意思疎通が取れていない
→信頼関係が深まりチームの一体感が高まる

などなど。

あいつはメンタル弱いんだよね
なんか温度差感じるんだよ
過去のピークを超えられないのが悔しい

なんてもう言わせたくない。
もう言いたくない。

そんな風に思っている方にぴったりなのがスポーツメンタルコーチングです。

<見えないメンタルを扱いやすくなる秘訣>

メンタルって扱えるのメンタルは見えないものだから、生まれ持ったものでもう変えられない
このメンバーが変わらない限り、信頼関係を深めることは無理。そう考えてしまう方もいるかもしれません。

でも、技や戦術、体力など様々なことを探求するのと同じようにメンタルとコミュニケーションも探求できるのです。

よく練習や試合の様子をビデオで撮って、後から見返しますし、筋トレも鏡にフォームを写してチェックしますよね。

映像や鏡で見ることで、自分自身を客観的に捉えたり、具体的な改善ポイントがわかったり。それは見える化しているからこそです。頭の中だけで改善しようと思っても、なかなかうまくいきません。

同様に、メンタルとコミュニケーションも見える形にして扱うと、断然扱いやすくなります。また自分のことだけど、客観的に捉えられるようになります。だから変化を早く感じることがよくあります。

メンタルとコミュニケーションを扱っていないからこそ、伸び代たくさんだし、見える形で扱うことで、取り扱いやすさが格段に上がるので、成長スピードが早まります。

<でもこれ、自分だけでもできますよね、という方は>

でもこういうこと、自分たちだけでできます。
という方もいらっしゃるでしょう。

そう、自分だけでもできることがたくさんあります。
現にトップアスリートにお話を伺うと、スポーツメンタルコーチングを知らなくても、ほぼ同じようなことを無意識にやっているケースが多々あります。

そして、スポーツメンタルコーチングを受けなくっても、みんな成長しているし、うまくなるんです。今、うまくいっていなかったとしても、どこかで変化が生まれ、状況を自ら打開する力を誰もが持っています。
だからスポーツメンタルコーチングを絶対受けなければいけないとは思っていません。もうすでに今の状態に大満足と思っているなら、なおさら必要ないかもしれません。


でも、
目標をなんとしてでも達成したい
このチームで優勝したい
今この状況をなんとかしたい
日本一になる
世界一になる

そこに向けて、他の人より少しでも強く、速く、美しくなりたい。
可能性を今より少しでも高めたい

そう思うなら
メンタルとコミュニケーションに取り組むのは
ライバルと一番差をつけることができる部分です。

なぜなら、まだ意識的に取り組んでいる人が少ないからです。

だとしたら、取り組まないのはもったいないと思いませんか?
私は断然もったいないと思います。

言われた通りいつも通りに技の練習をしているのと、なりたい自分を明確にイメージしてからそこに向けて技の練習をするのとでは、練習の制度が変わります。

試合で緊張してそのまま会場の空気感に飲み込まれてしまうのと、試合で緊張することを想定した上で、その場で具体的に自分がどうしたらいいかを分かっている上で行動するのとでも当然結果が異なります。

いつも失敗してしまう技について、これは苦手だからと諦めてしまうのと、その前の動作を工夫したり、目線を変えてみたらうまくいくかもしれないと思って、ただ練習増やすだけではない取り組みをすることで成長スピードを早めることができるかもしれません。

天気によって気分やパフォーマンスが左右されてしまうのをどうしようもないと諦めてしまうのと、天気はコントロールできないけど、自分の意識をどこに持っていくか、また想定外をできる限りなくすシミュレーションをしておくのでは全く結果が異なります。

それらは全てスポーツメンタルコーチングで扱うことができます。
単純に気持ちを整理するだけではなく、具体的な行動や事前準備に繋げていくことができるのです。

だから、今でも大満足と思っている方でも、その満足感をもっともっと高めていくことがスポーツメンタルコーチングならできますので、そういう意味では、今大満足な人にも役立てるのはスポーツメンタルコーチングではないかと思っています。

次回以降、スポーツメンタルコーチングの基本的な考え方をお伝えしつつ、具体的な取り扱い方もお伝えしいきます。
いわばnoteの中でスポーツメンタルコーチングを受けていただくような感じ。
その際、ペンと紙、できれば付箋を手元に用意していただくと取り組みやすくなります。お楽しみに。

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