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おじいちゃんが単騎でナチス兵をボコボコにする映画 『SISU/シス 不死身の男』

少し前にTwitterで見て気になっていた
「SISU/シス 不死身の男」
という映画がAmazonprimeで観れるようになってたので観てみた。

金を掘って暮らしているおじいさんが主人公なのだが、

このおじいさんがクソ強え。

それもそのはず、実はこの老人

何百人ものロシア兵が倒せなかった、
不死身と呼ばれた伝説の

『一人殺戮部隊』

だったのだ。

私の厨二心が非常にくすぐられた。
カッコイイー!


この後の感想には映画の内容を含むのでまだ観てない人には注意してもらいたいが、
この映画は
おじさん無双を楽しむ映画
であって、
衝撃の事実!やら
まさかの伏線!やら
推理要素などは特に無いため、
正直ネタバレもなにもないと思う。


私はこの映画のように

クールで無口な男が特に強い訳では無いが
戦い方を工夫したり、驚きの執念でもって
着々と相手を追い詰めていく系

が結構好きである。
そのため「ゴブリンスレイヤー」とかもかなり気に入っている。

圧倒的な力で捩じ伏せるのではなく、
知識量や知恵でもって多様な戦い方を見せてくれるのが面白い。

この作品も、主人公は不死身と呼ばれこそするが、あくまで比喩表現であり、銃で撃たれればダメージも受ける。

この映画、R15に設定されていて兵士の死に様も結構グロいのが多いのだが、
個人的にはそれよりも被弾した主人公が自力で手当てしている場面の方が痛々しかった。

麻酔もなしに傷口を焼いたり縫ったり。

そんな訳で一応このおじいさんも銃で撃たれすぎるとマズイので、いろいろと工夫して戦ってくれるわけである。

おじいさんが多種多様な戦い方でナチス兵をしばきまわしてくれるのがこの映画の魅力だ。


しかしこの映画、かなりぶっ飛んでいて、

おじいさんの耐久値がカンストしている。


不死身は比喩表現で一応銃は効くと述べたばかりだが、多分このおじいさん

銃以外じゃ倒せない可能性がある。


基本的に、おじいさんの不死身っぷりは
まぁ普通は無理だけど理屈的には理解出来るみたいなものが多いのだが、

どうしてもそれは無理だろうみたいなのが
2つほどある。

1つ目は、ナチス兵に首吊りにされてしまうシーン。

なんとこのおじいさん、
ナチス兵がその場を去るまでの数分間、
首を吊られたまま耐えやがったのである。


ナチス兵が去った後は足を引っ掛けて体を少し上げて、首が吊られていない状態にしていたのでまだ分かるが、

ナチス兵が首を吊らせて、その場を立ち去るまではそこそこ時間があったはずである。

首吊りは、
呼吸が止まってしまうということよりも、
血流が止まってしまうということの方が重要である。
私も別にそこまで詳しくはないのだが、
全体重で脳への血流を止めるので、
ほんの十秒程度で気を失うらしい。

えぇ?どういうこと?
気合い?気合いで耐えたの?



2つ目は飛行機墜落のシーン。

おじいさんが
飛んでる飛行機にツルハシでしがみついて(!?)中に入って敵を倒したあとのこと。


最初からもうおかしいが、
この墜落のシーンは本当に分からない。

何とか敵を倒したけど、飛行機が落ちちゃいそう!

パラシュートとかは無いのか?

あぁ無さそう!
どうするおじいさん!

えっと?
急いで体になんか紐かロープらしきものを巻いて?

歯を食いしばって?



ドーーーーーン!!!(飛行機墜落)



…え?


(のそりと墜落場所から出てくるおじいさん)


………………ゑ??



さすがに意味が分からないが
もうそういう映画だし、
面白いからいっかとも思う。


そう、このおじいさんは
偉大な物理学者達が導き出した
重力やら運動エネルギーやらの神の法則でも
倒すことができないのである。

ちなみに多分窒息もしない。


なんで逆に銃は効くのか不思議である。



そんな感じで、
おじいさんの不死身っぷりや殺戮っぷりが
大変面白いこの映画、

ぜひ観てみてください。

諦めないことの大切さを学べます(適当)。




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