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なんの知識もない人のVRCアバター自作の流れ



はじめに

アバター自作の方法を探している方、
この文章は、Quest単体でVRCをプレイしているなんの専門知識もない人が
アバターを自作したものの上手くいかなすぎて愚痴ってる文章です。

Quest対応のアバターを作りたいと思っている人は少しは役に立つかもしれないので
case06を見ていってください。

普通にアバターを自作する方法が知りたい人は他を当たってください(ごめんなさい)。

アバター制作に専門知識もなく挑み、
システムに無様に翻弄されている滑稽な姿を見たい人は是非どうぞ。



case01.PCにしか対応しないアバター

VRCにハマった私は、早速アバターを自作しようとネットでそこら辺のサイトをかき集め作成に望んだ。
アバターを作るのに使ったのは

VRoid Studio

というものだ。
モンハンのキャラクリエイト的な感じでなんの知識も無くても手軽にアバターを作れる。
とてもオススメだ。

ここで作ったものをUnityにぶち込み、なんかポチポチしてると出来る(適当)。
ここら辺の作業は他のnoteで結構書いてる人多いので読めば割と簡単に出来ると思う。

そうして出来たアバター。

意気揚々とVRCにログインし、アバターを使おうとすると、

PCでしか使えないアバターだった。

無力感が凄かった。



case02. 繋がらないQuestLink

PC対応のアバター…。

ならばPCとQuestを繋げればいいじゃないか!

早速繋げる方法を探すと、QuestLinkというものが出てきた。
PCにOculusのアプリ等を入れ、繋げようとしたのだが、一向に繋がらない。

同じWiFiネットワークだしな…

AIRLink(無線)は無理なのか…?
じゃあ有線で…

といったふうに
手を変え、品を変え、苦戦すること1時間以上。

私のストレスは溜まりに溜まっていた。
何故だ…!

「ヘッドセットが見つかりません。」
じゃねぇよ! 

目の前にあんだろ!

目ぇ付いてんのか!(付いてない)

PCのスペックか…?
いや…足りてるよな…ん?

GPU?

GPUの種類がQuestLinkにサポートされていなかった。
ちなみに私はGPUが何かすらよく分かってない素人である。

ちくしょう!わかるかぁ!



case03. 圧倒的容量不足

泣く泣くQuest対応のアバターを作ることに決めた私。
PC対応とQuest対応の違いについていろいろと調べていると、

パフォーマンスランク

というものが出てきた。
Goodやらpoorやらがあり、どうやらアバターの情報量は少ない方が良いらしい。
その基準はPCとQuestで大きく変わり、
一例としてポリゴン数で言うと、

PCならとりあえず70000以下ならまぁOKみたいなのに対し、
Questになるとなんと
15000以下にするのが良いらしい。

そう、Quest対応アバターはPCに比べ圧倒的に制限が厳しい。

PC用のアバターだったら大丈夫な情報量のアバターも、
Questで使うと大幅な制限オーバーなのだ。


つまり、めちゃくちゃアバターを粗くしなくてはならない。
ちなみに私の作ったアバターは何も手を加えない状態だとポリゴン数は約70000。
PCならまだしもQuestだとダメダメである。

これを3分の1以下に削るのだ。


せっかく可愛く作れたウチの子を…削る?

 想像を絶する苦痛だった。

しかもこれ、下手な削り方をすると

少し解像度が上がったマイクラみたいになる。

こんなアバターならない方がマシである。

その後、blenderというソフトを使い、何とか上手く削ることが出来た。


ウチの子は本当だったらもっと可愛いんだからねっ!


ちなみにコレでもまだダメでこの後Unityで
揺れものを全て削除することになる。
(髪の毛とか、服が一切動かなくなる)



case05. イカれる顔面

なんやかんやあってやっとUnityの段階まで来た。
他からダウンロードしてきたツールを使い、
アバターをQuestで使えるように変換していく。


アバターの顔面が両津勘吉みたいになった。


眉毛が太くなり、目はまるで一発屋のお笑い芸人のよう。

そうはならんやろ。

とは言っても実際問題そうなっているのだから、何とかするしかない。
このアバターの海苔を剥がす方法を探し、
アバターのテクスチャを画像編集ソフトで塗りつぶすことで何とかなった。
原理は知らん。

白で塗りつぶすと大体上手くいく。



case06.Androidに切り替わらないUnity

Quest対応アバターを作ろうとする人に
最低限言っておきたいことを記す。

本当は俺のように苦しんで欲しいけど。


まず、Unityをダウンロードする時に、 
Android Build Supportは絶対に入れろ。

アバターをアップロードする時に、
Switch Build Target to Windows
となってると、それはPC対応アバターになってしまうので、これを
Switch Build Target to Android
としないとQuest対応アバターとしてアップロードできない。
そしてこれを切り替えるために、
この
Android Build Support
は必須なのである。

私はUnityインストールを適当にやったため
コレに気付かず、とても時間を無駄にした。


次に、
VRCQuestToolsを使え。

これをUnityにぶち込んで使えば
アバターをQuest用にしてくれる。

とても便利。



私の精神はもうとっくに限界で、
永遠にplatformがAndroidに切り替わらず、
夜な夜な奇声をあげていた。

Androidに切り替わって、無事にVRCで自作アバターを使えた瞬間は、


受験受かった時並に嬉しかった。


ちょっと言い過ぎたかも。

嫌なコーチが来る部活の練習が中止になったときくらいには嬉しかった。

VRCのためにアバターを自作していたのに、
手間取りすぎて1週間くらいVRCを遊べなかった。
本末転倒もいいところである。


これからフレンドにアバターを自慢しようと思います。


ウチの娘可愛いでしょ

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