見出し画像

「不毛」「トラウマ」を取り除いたその先 | 2018/05

今月の諸々。

北欧の教育現場探訪、電子国家を垣間見る旅。多くの刺激ある仲間との出会い。

そして、自分が前に進むため、切り捨てるべきでありあまり見たくはなかった出来事。それが先週。いや、先々週?

先日の話、
G.W明けの社内に電話が鳴り響く。
2年半前くらいになるだろうか、
私が以前所属していた 広告代理店から見積り・案件相談の依頼がやってきた。
最初電話をとったのは、先月から入っている新人さん。
彼女が目の前で、先方の会社名を復唱したとき、私の心はとてもざわざわしてしていた。

電話を代わる。
担当者として、受け答え。コンペ提案とのことで話すうち、電話でヒアリングするよりも実際にお会いして話した方が意思疎通できるだろうと、対面での打ち合わせを申し入れる。
そして、前職の会社への訪問が決まった。

恥ずかしながら少々トラウマ(というか、一度逃げ出したという罪、呪いのようなもの)があり、正直 その会社がある最寄駅に立ち寄るのも気が重い。
ましてや、その会社のフロアに上がり、前職の先輩と渡り合うのがとても恐ろしく感じた。同時に、退社する1,2ヶ月前の朝、 アホみたいにボロ雑巾みたいになって 銀座駅の片隅でしゃがみこんだことを思い出す。なんと惨め。他人から見れば、未だに「そんなことで?」と思われそうだけど、当時の私には応えたんだよなぁ。いまの自分なら、まだプラスに考えられるかもしれないけれど、不毛なことに精神は注ぎたくない。考えなくてよいことは考えたくない。いわば、トラウマがあるというトラウマ状態だー。うわぁ

備忘録として、戒めとして
ここに色々記しておこうかと思ったけどやめておく。
結果的に、訪問したことは私の気持ちを少し落ち着きました。2年ばかりの年月が私を落ち着かせたのもあるし、きっとその間にやってきたことが少しでも血となり肉となっている、そう思いたい。(訓練校、web学校、というと大層勉強していそうだが実際の能力は...だ。まずい)

また、新人さんがいる、というのもきっと大きい。彼女はわからないことがわからない状態で、目の前の業務に取り組んでいるはずだ。わからない、と思考が停止してしまう、そんな感じ。そりゃ、やったことないことだしわからないのは仕方ない。でも理解するために体得するために、まずは「自分ゴト」にする。前々からヒトに言われていたこの言葉が、いまになって響く。
この感覚って、きっと言われて気づくのもでなくて、自分で感じ取ることでしか身に入らないんだ。
なんか説教くさいけど、これは未だに自分にもいえる。

「面倒こと、嫌いでしょ?」
上司から言われた。そりゃそうだよ嫌いですよ。上司の目を見て、はい、嫌いです。はっきり答えたことがある。
「それでも逃げないよね」
それも一理ある。逃げ出したい衝動に駆られるけど、全て投げ出して逃げたことも早々ない。そういや、養老さんとかこさとしさんの対談で、「人間は人間を一括りで見るから、人と対峙しても早々に逃げ出したりしない。だけど、動物は匂いで判断してるから、同じ種類の動物でも個体が違えば別モノ。わからない、危険と判断すれば逃げます」そんなこと言ってたな。
これを人間に当てはめると、「逃げるは恥だが役に立つ」ってこと?
ひとり勝手に頭が明後日の方向へ。

まぁ、話は戻って
仕事の話、業績の話、新人さんの話からいつしか「逃げる」ことについての会話を交わしたのでした。

いま、わたしは何になりたいんだろう?
先日帰国中の友人に会って、最近の話をしながら、今後の自分の行く末がよくわからなくなっていた。わからないというより、考えることを止めていたという方があっているかも。考えなきゃ、と思うことが苦しいから。だけど何もビジョンなく生きるのもそれもまた苦しいんだよなぁ、、なんてジレンマもある。
つくづく面倒くさい脳内をしている。でもこれが自分だったりする。。

友人は、帰国したらフリーランスとして生きるようである。とても似合っている。プログラミングに興味がある、というのもむしろ今までガッツリやってきていても違和感がない。

私がフィンランドの学校を見学してきた、という話から彼女の通っていた学校の話も伺うことができた。
転勤族だったという彼女は、通っていた小学校のうちの一つが、全校生徒9人とかの本当に小さいところもあったそうで、1,2年生が同じクラスだったり、同学年がいなくて先生とマンツーマンだったり、そんな環境も垣間見たそうだ。
常に30-40人のクラスの中で過ごしてきた本当に「普通」な自分には想像できない環境。
その環境が、場所にとらわれない彼女の生き方を作っている。本人もその自覚があるらしい。とても面白い。

彼女と話していて、やりたいこと実現したいことを考えよう!という話になった。
今取り組んでいる仕事や空間は、いま投げ出すのはきっと得策でないし、もう少し落ち着いてみても良いと思う。だけどその中で何を実現したいかを考えるのは確かに必要だ。
何をするか、何になりたいかはまだまだふわふわしているけど、北欧のような教育空間が自然とまかり通るような場所で生きていたい。

日本で作っちゃえばいいじゃん、私手伝うよ!という彼女。
そうか、自分で作るということもできるんだよな。いまはまだぼんやりでもビジョンを伝えることぎできれば、不可能ではないのかも。そんなこと思ったり。
なんだかとてもは夢見がちなことばかりだけど、このふわふわした時に具体的なものを見いだせれば、行動できれば、今よりも少し前に出られるのかもしれない。

なんというか、
自分は信頼して仕事くれるお客さんや協力してくれる外注さんとやっていくために仕事をしているのであって、会社のために働いているわけではないんだよね。
会社に守られている、会社のチカラで仕事してはいるのだけれど。
会社で、、ではなく個人で勝負しようというベクトルが働いたとき、フリーランスという選択やパラレルキャリアという方向性が芽生えそう。きっとなるべくして、なる。

いつにも増して殴り書き状態なので、人様に伝わる文章ではないことは重々承知しているけれど、言葉を紡ぐことで少しでも思考整理につなげられればいいな。
と言いつつ、投げっぱなしにもなりそうだが。

追記:
帰国中の彼女が勧めてくれた本のうち、一冊を早速読んだ。(読んだ、というよりも眺めたという方が正しいかもしれない。)
ホリエモン氏の『多動力』。
ビジネス書のみ取り扱う本屋・天狼院書店でも入り口に付近に並べられていた。

私はこう解釈した。
目的云々言う前に動け!◯年やらなきゃ、、にとらわれずに動いてアウトプットして見出していけ!

すぐ辞めてしまうとかではなく、短い間で見極める、吸収することで、スピードを速める。何かやるには早いに越したことはないから、時間・チャンスをモノにするために、早く動く。そういう意味だと思った。

追記の追記(脱線):
早い、といえば 将棋の藤井棋士はすでに七冠だそうで。プロデビュー1年余りでの七冠。
ひふみんや羽生さんと比較しても驚異のスピードだとのこと。
なんかほんとうまくいえないけど、ほんとに「ヒカルの碁」(囲碁じゃないけど)の世界みたいで圧巻でした 彼はこの先どこまで行くのでしょうか... すごい...(語彙力足りない




#日記 #キャリア #仕事観 #フィンランド #トラウマというトラウマ #未来

ご覧頂きありがとうございます!この記事が何かのお役にたてたら幸いです。頂いたサポートは他の有料note閲覧や書籍代に使用させていただきたく!!