すきなものの話。| 「編集」とは
文章、絵を紡ぐことがたのしい。
仕事でも、文章絡み―― ある商品開発、研究所に赴いて研究者の方のインタビューに同席する機会があった。
研究開発~商品発売までのストーリーを研究者、マーケティング担当者から伺い、媒体に落とし込む。
私のようなWEB媒体のディレクターのほか、インタビュアー(兼ライター)さん、カメラマンさん・・・ページ制作に至ってはデザイナーさん、コーダーさんにも協力頂く。成果物を確認頂くために、もちろん先方様にも見て頂く必要もある。
多くの方の協力のもとに、あらゆる仕事は成り立っている・・・それを実感する。
編集という仕事は、
作り手の意図も伝えつつ、届けたいと思うターゲットに響く言葉づかいを心がけるもの。
雑誌やWEBといった読み物だけでなく、あらゆる物事に「編集」は関係すると思っている。だって、情報はそこらじゅうにあるのだから。それをまとめて、伝わる言葉で表現することが、=「編集」。
今回の件で、
「特定保健用食品(トクホ)」と「機能性表示食品」について、知るきっかけが出来た。
トクホ、というとヒト型マークが大きく両手を広げているあのマークでおなじみ。”トクホ”という略称もとてもキャッチ―。
内容としては、科学的に安全性や有効性を、国の審査を基に消費者庁の認可を受けた食品を指す。1991年に法制化されたものだそう。
それに対し「機能性表示食品」は、2015年に始まったものであり、簡単に言えば消費者庁の認可を受けたものではないけれど、企業責任で文献等で科学的根拠を示すことで、「機能性表示食品」とうたうことができ、かつパッケージに機能・効能を記載できるのだ。
パッケージに機能を記載できるということは、消費者がそれをきちんと目にすることができ、その上で購入できるということ。
「トクホ」のような国お墨付きのあのマークはついていないが、「機能性表示食品」には上記のような効果があるといえる。
「トクホ」と「機能性表示食品」って何が違うの?どんなメリットデメリットがあるの?
今回の件まで、正直両者の違いどころか、「トクホって、、あのマークのことだよね?」くらいのことしか知らなかった。(というか、知ろうともしていなかった...)
だけど、改めて関係者の方のお話を伺ったり、そもそもの違いを知ることで商品の開発風景や意図が少しずつ見えてくる。
その部分を、よりわかりやすく伝えるための「編集」。ある意味、研究分野に精通していないことで、初見の人にも伝わるモノが生み出せる気がする。
そして、
新しい物事を知ることは、なんだかんだ面白いんだ。(産みの苦しみもそれ相応にあるけれど)
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