鎌倉休日ブランチ
こんにちは。
休日には早起きをして日帰り小旅行。
そういうと風情がありますが、実際の目的はチョコレート巡りです。
モーニングのつもりが、気づけば既にブランチというのが適切な時間。
電車に揺られて訪れたのは、鎌倉。
CHOCOLATE BANK
鎌倉駅西口から徒歩1分程度で到着するのは、原料であるカカオから加工用のチョコレートまで、コロンビアで素材作りから向き合うビーントゥーバー「MAISON CACAO」ブランドのお店です。
銀行跡地をリノベーションした古都の雰囲気に馴染むクラシカルな建物の中は、店内は食品からコスメまでカカオ尽くしの商品が並びます。
ファーストクラスでも提供され即位の礼の記念品にも採用されたというチョコレートショップのモーニングは、カカオティーなどの選べるカカオドリンクとカカオショットから始まります。
濃厚なチョコの香りで休日の幸福感を高めてくれるカカオショット。
食前酒ならぬ食前カカオの「カカオショット」は、添えられた紙の説明によれば、カカオポリフェノールをたっぷりと含んだハイカカオチョコレートとコーヒーを合わせたオリジナルドリンク。
カカオポリフェノールは抗酸化作用による美容・健康効果や脳の活性化効果が、テオブロミンにはリラックス効果健康や美容にも一役買ってくれるのだとか。
口に含めば馥郁たる香りが鼻を抜け、ホッと一息つけることでしょう。
この日選んだのは「カカオバターブリオッシュのオープンサンドセット スクランブル」。
新鮮なグリーンサラダにはカカオを使用したドレッシング、ブリオッシュバター代わりのカカオバターなど、カカオの恵みをいかした調味料が使用された一皿。
絶妙な火加減で仕上げられたふわふわのスクランブルエッグと、ベーコンのほぼ良い塩気がブリオッシュとベストマッチ。
季節のフルーツを使用したクロワッサンやマリトッツォなども魅力的ですが、すっかり満足してデザートいらず。
退店時に入り口にカカオニブの量り売りの機械が設置されていることに気づきましたが、思わず自宅でもカカオショットを作ってみたくなりました。
紅葉よりチョコレート
来年の大河ドラマの舞台にもなる鎌倉は、寺社仏閣も充実した地域です。
花の寺として親しまれる長谷寺以外にも、紅葉の名所も多数。
お隣の北鎌倉駅前にある円覚寺は、総門前から既に見事な紅葉が目にも鮮やか。
紅葉シーズンの週末は、あふれるほどの人、人、人!
気づいてみれば花より団子な私のスマートフォンには、風景の写真は一枚もないことに今気づきました…
散策を楽しみ小腹が空いたところで本日の二軒目。
Chocolaterie CALVA
円覚寺から線路を挟んで1分程度歩いたところにあるのが、「ショコラトリー カルヴァ Chocolaterie CALVA」。
メディアでも取り上げられる看板商品の羊羹ショコラですが、この時期は栗きんとんショコラも登場。
栗きんとんとチョコレートの二層になった羊羹は、ふるさと納税でも大人気のお品のようです。
お好きな羊羹やショコラとドリンクのセットをイートインコーナーでいただきます。
クリーミーなくりきんとんに水ようかんのように滑らかなチョコレート羊羹があわさった二層を口に含めば、とろける舌触りと爽やかな甘さがひろがります。
お紅茶も捨てがたいものの、深蒸し茶を合わせると一層風味が引き立つように感じます。
入店時には落ち着いていた店内ですが、あまりに幸せそうに食す様子が目についたのか、道行く方から注目され、目が合うたびに微笑めば次々と通行人が店内へ吸い寄せられていきます。
さながら気分は招き猫。
食後におもたせように購入しようと思っていたものの、あまりの混雑ぶりに諦め帰路へ…
原料価格の高騰のためか、いつの間にか値上げされていたものの、お値段に見合うお品です。
晴れた休日にはオープンカフェでいただくと、日々のリモートワークでささくれだった心にもスーッと爽やかな風が吹き抜けるように和みます。
休日の古都鎌倉チョコレート巡り、次はいずれへお邪魔しようかしら。