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今度の探偵はまさかの戒名

こんばんは。

今回紹介する一冊は、お墓関連でも夏に人気のミステリーではなく、探偵ものです。
探偵ものは昔から人気ジャンルのひとつですが、こんな探偵のジャンルがあるようです。
それが『戒名探偵 卒塔婆くん』??


学生探偵も相棒ものも定番ですが、まさかの戒名?

「僕に解読できない戒名はない」前代未聞の戒名ミステリー!
のほほんと生きる金満寺の次男・春馬は
金に汚く横暴な住職代行の兄に寺の無理難題をふっかけられがち。
今日も今日とて、古い墓石の身元を探している。
手がかりは石に刻まれたたった数文字の戒名だけ!?
しかし、春馬には同じ高校に通う『戒名探偵』――外場(そとば)薫という切り札があった。
なぜか仏教に異様に詳しい彼は、この日も墓石の写真を見ただけで
すらすらと身元を言い当てるのだ。
有力檀家のルーツ探しに、仏教界びっくりドッキリイメージアップ大作戦!
謎が謎を呼ぶ、巨大コンテンツメーカー創始者の生前戒名を巡る骨肉の遺産争い……
知れば知るほど面白い仏教の世界の謎を、外場=卒塔婆くんが解き明かす!


高殿円さんといえばメディア化もされた『トッカン』、『上流階級 富久丸百貨店外商部』などのお仕事ものや、シャーロック・ホームズをモチーフにした『シャーリー・ホームズ』シリーズも人気ですが、今度の探偵はまた一味違う。
高校生探偵というのは、金田一、コナンでも定番ですが、仏教特化型は新しいジャンル。

墓石に記された内容を手掛かりにして、江戸時代の人物を特定するなんて歴史学者も驚くような離れ業をするのが、戒名探偵こと外場くん。
ワトソン役の寺の次男とともに今日も故人にまつわる謎を解く。

そして、今週単行本サイズで発売になったのがこちらです。

「僕に解けない戒名の謎はない」前代未聞の戒名ミステリー!
「僕に解けない戒名の謎はない」前代未聞の戒名探偵が、墓石に刻まれたたった数文字から故人のすべてを解き明かす。戒名に関するあらゆるトラブルは、仏教にめっぽう詳しい謎の高校生、外場薫にお任せあれ!

高殿さん特有の軽妙なテンポと、短編ならではの読みやすさ。
次の連休にもおすすめの一冊です。

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