プロダクトデザイナーをお休みして、新規事業のマネージャーに挑みます
「プロダクトデザイナーになりたい!」と意気込んでクラウドサインのプロダクトデザイナーとして拾ってもらい、学んだことを過去noteにまとめていたところ突然ですが、デザイナーをお休みして新規事業のマネージャーを引き受けることになりました。
自分自身想像していなかったキャリアで驚いていますが、ちょっと変わったキャリアを選択した背景を書き残したいと思います。
突如として巡ってきた機会
昨年末オフィスで仕事をしていると、ふらりとクラウドサイン事業本部長の橘さん(@d_ta2bana)から「新規事業立ち上げるけど、やらない?」と声をかけていただきました。詳しく聞くと、"数字的成果だけでなく、ブランディングにもつながる事業"にしたい。そこでビジネス職とクリエイティブ職どちらも経験があるyokogoshiはどうか、とのことでした。
突然のお誘いで驚きましたが、とりあえず1, 2月の2ヶ月間トライアルとのことだったのでこんな機会はないと思い上司とも会話しすぐに返事をしました。
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自分にとってあまりに大きなポジションを断ろうか、受けようか
トライアル期間が1ヶ月過ぎようとする頃、1on1が設定されこの事業のマネージャーをやらないかと打診されました。正直「え、私?」と状況がつかめずぽかんとしてしまいました。
その後、落ち着いて考えても「ビジネスとデザインの掛け合わせキャリアには興味があるけど
・まずはプロダクトデザイナーとして目の前のことをしっかりできるように頑張るべきでは?
・リーダーキャラでもない私にそんなこと務まるのか?
と受けるか断るか行ったり来たり思いを巡らせていました。
そんなとき上司の佐伯さん(@YS43K1)に1on1でこんな声をかけていただきました。
プレッシャーと不安という名の氷が一気に溶け出すような暖かいことばに、今でも心がぐっとします。ちなみに同僚は本当に優しい方ばかりで、教えてください!というと(言わなくても)部署関係なく快く応えてくださいます。でも正直それでも不安でした。
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引き受ける決心と、やりたいこと
正直不安なことは今でもまだまだたくさんあります。
でも、数日経って気持ちが落ち着いてからじっくり考えるとやりたいことがたくさんでてきて、この機会を逃して後悔したくないという気持ちが強くなってきました。
ビジネスxデザインの可能性を切り開いてみたい
デザイナーになって2年ほどになりますが、ビジネス職を離れたにも関わらずビジネスに対する視野が大きく広がったと感じています。今思うと営業をやっていた頃は、「事業視点で考えろ」と口すっぱく言われてたものの目の前の数字や対応で精一杯だったように思います。
事業についてプランニングしているとき、デザイナーとしてこんなことを考えています。
デザイン=美しく魅せるものと捉えられていることが多いですが、そのプロセスでは周辺の複雑で様々な事柄を試行錯誤してストーリーを組み立てて作り上げていて、それこそがデザインの本質だと捉えています。
でもストーリーを描いて事業を進めることは理想的ではあるけど、目の前の数字を追って現実に向き合わないとというのもわかります。実際に新規事業にアサインされ、いつものデザイナー業務と比べてスピード感が段違いに速いと感じていて、素早い意思決定を求められています。
だからこそデザインとビジネスの両立は難しさがあり、やり遂げてみたい面白いテーマだなと思います。
つくる・届ける・フィードバックを繰り返してより良いものをつくりたい
デザイナーをしていると、自分がつくったものはユーザーにどのように届いてるのだろうか(そもそも届いているのだろうか)?と思う瞬間があります。まだ一からサービスや大きな機能を作りあげたことのないデザイナーだからかもしれません。
そんな中今回携わらせていただいている事業はプロダクトではないのですが、それゆえ短期間でプランニングして世に放ちを1年間のうちで何度も経験することができます。たくさん躓くと思いますし、失敗するかもしれません。だからこそ、繰り返してより良いものを作り上げたいと思います。
もう一歩先にすすむために、チームでの意思決定に責任を持つ
引き受けるか迷っていた時に「リーダータイプじゃない」と前述しましたが、私はリーダー的なものとは無縁で生きてきました。学級委員、部長、サークル幹事長など、どれもやったことがありません。20代でマネージャーを引き受けるのはそれらの道を通ってきた人たちだと思っていました。
でも、今後より上流からサービスづくりに携わりサービスをグロースさせてみたい!と思い初めていたこの頃、どこかのポイントでは意思決定を担える人材にならなくてはなりません。思ったより早いタイミングですが、自分よりすごい人たちに囲まれながらできるという絶好の環境でもあり、もう一歩先に進むために責任をもってやり遂げたいと思います。
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最後に
デザイナーになると決心し勉強して、採用してもらって、最高なチームの一員になれて毎日充実していました。そんな環境を離れてでもやるならば絶対に後悔したくないし、そのためには全力で取り組んでなんとしても成功させたいです。
1年後何を考え、何をしているか正直わかりません。深く考えることもやめました。下記記事のインタビューで話させてもらったのですが、今を楽しみまた新しい小さな興味のかけらをまた見つけられたらと思います。
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