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力を抜いて、生きる

自分の長所がよくわからない。

そういう人って、けっこう多いのではないかと思う。

思い返せば学校教育の中で、褒められた経験ってあんまりなかったような気がする。

どちらかと言えば通信簿とかで、平均に足りていない所につく「もっとがんばりましょう」がすごく気になったり、周りの子ができているのにできないことが、すごく気になったり。

先生たちも、できているものを伸ばそうとするのではなく、凹んでいるところを平らにならすことばかりに重点を置いて、指導してきたような気がする。

そう、“平均的な大人”に育てることが大事なことだったからね、それもしょうがないのかもしれないけれど。。。

『もっとがんばりましょう』

子どもの頃に作られたその思考癖は、大人になってからも呪いのように、いつまでもまとわりついてくる。

長所を伸ばすことよりも、短所の埋め合わせばかりに、意識が向いてしまう。

その在り方って、合っていたのだろうか?

それで人生、うまくいっているだろうか?

大人になった今、はたとそれを振り返る。

少なくともあんまり、心は満たされていない。

いつでもちょっと背伸びして、余計な力が入っている。

『もっとがんばりましょう』

だからいつでもなんとなく、力が抜けなくて。


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しかも自分の長所って、難なくできてしまうようなことが多いから、余計に自覚しづらい。

だからね、だからこそ、余計な背伸びと力みをほどいた時に、自然と出てくるものだったりする。

「こうでなければならない」とか、「こうであってほしい」とか、そんな自分自身に対する期待や理想を手放した時に、自然と顔を出すもの。

もっと、力を抜いて、生きてもいいんだよ。

もっと、楽して生きていいんだよ。

過去の私に、そう言ってあげたい。


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