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【ネタバレ】ドラクエ11Sのストーリーが切なくて深くて熱くて泣ける

まだクリアしていないのですが。

現時点で、なんだか胸が熱くなる展開になったので書き記しておきたいなと思いました。ので、まだプレイの途中の方は、読んでいただきたいですが、読むことお控えいただければなと思います。(ぜひとも体感していただきたい!)

ドラクエシリーズはかいつまんでプレイしてきましたが、今作はなんだか胸熱力(?)と感情移入力(?)が大きい。攻略本や攻略サイトは特に見ず、思うがままに進め、寄り道し、街の人にはかたっぱしから話かけ、写真を撮りまくり、じっくり進めていたせいか。道行く人から依頼されるクエストはできそうなものはクリアしていきましたが、レベルもそんなに上がらず、ボスを倒すまで70時間くらいかかりました。「ドラクエ11 攻略時間」と検索すると、だいたい今わたしが進めているところまでは40時間くらいでクリアできると出てきて、自分の歩みが遅いこと痛感しました。それに、ストーリーの真骨頂はこれからな気がしてなりません。クリアするまでどれくらいかかるんだと思いつつ、まだまだプレイできると思うと嬉しい。

とにかく、時間をかけた分、熱くなるものがあるんだな、というのと、ゲーム自体の完成度がとても高いこともあるので、自分なりの「ここがよい!」をまとめてみました。

1.グラフィックがよすぎる

まず、オープニングがかっこよすぎて。何回もみました。映像と音楽のシナジー効果ってこんなにすごいんだな、と思い知らされました。

そして続く神の岩からの眺め。しばらく佇んで、アングルかえるスティックをグルグルしてました。始めたころは、写真の撮り方が分からなかったので、撮り方が分かるようになってから、何度も再訪。いい眺めだ。

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そしてどの街も個性があってよい。それぞれ、「あ、ここがモデルなんだろうな」と思うところがあって、ソルティコはギリシャのサントリーニ島(白い建物と海!)、ダーハルーネはイタリアのヴェネチア(ゴンドラにのれる!)、ナギムナーは沖縄(シーサーがいる!)、プチャラオは台湾の九份(階段と提灯!)、サマディーはエジプトのカイロ(砂漠の街!)、ドゥルダ郷はチベットのポタラ宮(標高の高い山と修行僧!)このあたりはピンときました。ホムラの里は日本どこか、デルカダールはヨーロッパのどこか、クレイモランはロシアのどこかかなあ。

とにかく、グラフィックがよいものですから、引きこもりながら世界旅行してる気分になります。

過去作もこのクオリティでリメイクしていただけたら、どんなに幸せなことか…。

2.ストーリーがよすぎる

思いの他、深かった。サブタイトルの「過ぎ去りし時を求めて」って何だろう、とずっと思っていて、主人公が命の大樹の根っこや苗木に触れるとその周りの過去の情景が浮かんでくるこの特殊能力(?)のことなのかな、と思っていたら、違いました。


主人公が過去に戻るというエンディング後のストーリーがあった!

途中、ラスボスに一度負けてしまい世界が崩壊し始めるのですが、再度主人公や仲間が立ち上がり、ラスボスにリベンジして打ち勝ち、世界に平和を取り戻すことができました。

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ただ、今回は1人の仲間の犠牲があり、少し切なさの残るエンディングだな。と思ったら。

一度世界が崩壊したときに犠牲になった仲間や世界中の人々の生きる世界を取り戻すべく、強くなった主人公が世界が崩壊する前の過去に戻り、過去で一度負けた場面で再度ラスボスと戦い、勝利することで仲間の犠牲や世界の崩壊を防ぎました。このあとに更なる強敵が現れ、またもや世界崩壊の危機が訪れているので、再度世界を救うためにストーリーを進め中です。主人公、いそがしいなあ。

過去に戻ってあのとき救えなかった仲間と世界を救えてハッピー(まだ完全に救えていないけど)、と思いきや、このとき大きな葛藤がありました。

記憶や強さを残して過去にもどれるのは、主人公だけだということ。一度過去にもどると、時間が巻きもどるため現在にはもどれないということ。

つまり、世界崩壊からラスボスにリベンジするまでの仲間や世界の記憶が無かったことになってしまう。過去に戻るときに現在の仲間とお別れするときは、かなりためらいました。(あんなつらかったことから今みんなが平和を謳歌していることまで1回リセットされてしまうのかあ、と)

そんなこんなで、過去にさかのぼっても切なさが残るのですが、ストーリーに矛盾がなく、すべてが繋がっていて本当によく出来ているなあ、と感激しっぱなし、鳥肌立ちっぱなしでした。他にも世界各地に伏線が散りばめられているような気がするので、エンディング後もまだまだ楽しめそうです。

3.キャラクターがよすぎる

みんな好きでした。というより、プレイしていく中でみんな好きになりました。とくに、カミュの頼れる相棒すぎるところと、妹想いすぎるところがグッときました。そのくせ盗賊というアウトローなギャップに加えこの容姿と素敵な声優さんの声、とてもよかったです。セーニャも天使な性格と声も好きでした。あとはワンピースのイワちゃんとボンクレー彷彿させるようなシルビアのオネエでポジティブな感じも好きでした。そういえば世界崩壊後に出会ったシルビアのナカマって過去にさかのぼってどうなったんだろう…また違う形で出会えるのでしょうか。

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とにかく、グラフィックのよさと相まって、リアルな頭身比率であることやキャラクターの動きや表情が細やかに表現されていたため、感情移入も今まで以上にしてしまうんだろうなあ、と思いました。

4.音楽がよすぎる

ドラクエでおなじみの、すぎやまこういちさんの音楽。ところどころ、過去作のBGMも流れて、嬉しくなりました。鳥肌ベスト3は、王宮のトランペット(ドラクエⅤ好きだったので)、大聖堂のある街(ドラクエⅧ好きだったので)そしてナンバーワンはたしかドラクエⅢで流れてた冒険の旅。過去に戻ったときのフィールドで急に流れて、なんだこの演出は!ととにかく鳥肌が立ちました。くぅ。

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今作オリジナル?の愛のこもれびと空飛ぶ鯨は、永遠にきけるリラックスBGMにノミネートしました。序曲のイントロも変わってたような気がします。とてもよかった。

サントラとピアノの楽譜も買おう。

5.追加要素がよすぎる

ドラクエⅠ~Ⅹまでの過去作の世界を2Dで楽しめる贅沢なイベントがありました。なんというボリューム感!(特にドラクエⅤのこの3人はなつかしすぎた…)

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また、ドラクエ11Sのみに追加されたようなのですが、世界崩壊後に、はなればなれになった仲間の視点でストーリーを楽しめるイベントもありました。これもなかなかボリュームがあり、個人的にシルビア編(たくさんナカマができるところ)がとてもよく、ここからシルビアさん好きになりました。


まとめ。

長くなってしまいましたが。まだまだ語り足りないです。

お値段以上の満足感とはこのことでした。買ってよかった…。


おわり。

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