映画「名探偵コナン」:1作目(1997年)~12作目(2008年)を見終えて
来年で24作目となる映画「名探偵コナン」シリーズ。
1作目の公開当時、私はまだ5歳とかで何にも考えてなかったんだろうな、という頃からコナンは始まっていたのかと思うと感慨深い。
やっと12作目の折り返し地点までたどり着きましたので、「あの作品ってなんだっけ」状態にならないよう、1作目から振り返ってみようかと思います。勝手に評価しながら。
■ 総合:総合的によかったか!10点満点
■ ストーリー:ストーリーの構成や犯人の動機がどうだったか!10点満点
■ トリック:犯人のトリックやその他伏線はどうだったか!10点満点
■ アクション:アクションシーンはどうだったか!10点満点
いざ。
1作目:「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」(1997年)
総合:8点 /ストーリー:8点 /トリック:7点 /アクション:6点
・「爆弾と導線」という感じでした。電車に仕掛けられた爆弾のトリックが、なるほど~と感心しました。キアヌリーブスのでていた「スピード」を思い出しました。
2作目:「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」(1998年)
総合:6点 /ストーリー:6点 /トリック:7点 /アクション:8点
・「数字とおっちゃん」という感じでした。犯人の動機があまりピンときませんでしたが、人生で大事なものは人それぞれなのかなとも思ったりしました。おっちゃん見直しました。
3作目:「名探偵コナン 世紀末の魔術師」(1999年)
総合:10点 /ストーリー:10点 /トリック:9点 /アクション:7点
・「エッグとキッド」という感じでした。全体的にきれいにまとまっていた印象です。エッグのカラクリも神秘的で歴史を感じて感動しました。鳩の恩返し(したキッドがよかった)。
4作目:「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」(2000年)
総合:8点 /ストーリー:8点 /トリック:8点 /アクション:8点
・「記憶と明言」という感じでした。蘭ちゃんとコナン君のための映画でした。犯人はこの人だったのか~とちょっと残念な気持ちになったような気がします。
5作目:「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」(2001年)
総合:10点 /ストーリー:9点 /トリック:9点 /アクション:10点
・「30秒とツインタワー」という感じでした。2つのビルを行き来するアクションシーンやクライマックスの少年探偵団の活躍ぶりが好きでした。
6作目:「名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊」(2002年)
総合:10点 /ストーリー:10点 /トリック:9点 /アクション:9点
・「子どもとロンドン」という感じでした。ホームズの世界観が舞台になっていたことがとてもよかった。現実世界と仮想世界による同時並行で物語が進みつつ、ファンタジー要素とミステリー要素、社会問題に提起しているような内容も含まれていて、とてもバランスの良い作品でした。
7作目:「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)」(2003年)
総合:8点 /ストーリー:8点 /トリック:9点 /アクション:8点
・「京都と手毬」という感じでした。京都が舞台ということで平次とコナンのタッグが見られてよかったです。義経記を題材にしたトリックも謎解きミステリーで面白かった。
8作目:「名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)」(2004年)
総合:7点 /ストーリー:7点 /トリック:7点 /アクション:8点
・「飛行機と操縦士」という感じでした。蘭ちゃん、とてもカッコよくて大活躍だと思いました。飛行機の着陸シーンがとにかく印象的だなと思う作品。
9作目:「名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)」(2005年)
総合:8点 /ストーリー:8点 /トリック:6点 /アクション:7点
・「船とおっちゃん」という感じでした。とにかく珍しくおっちゃんの見せ場がある映画だった。14番目の標的以来で見直しました。
10作目:「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(2006年)
総合:6点 /ストーリー:6点 /トリック:6点 /アクション:6点
・「探偵と遊園地」という感じでした。登場人物は豪華でよかった。ただ、こちらも犯人の動機にいまいちピンとこなかった。
11作目:「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(2007年)
総合:8点 /ストーリー:7点 /トリック:8点 /アクション:8点
・「海賊船とお宝」という感じでした。実在したと言われる女海賊をテーマにしたミステリーやドラマ展開で、ワンピース好きな私にとっては胸が熱くなるラストでした。
12作目:「名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)(2008年)
総合:7点 /ストーリー:7点 /トリック:7点 /アクション:7点
・「オペラと音」という感じでした。音楽をテーマとしたミステリーとなっていてクラシック好きには楽しんで見れました。が、リコーダーの音が違ったんじゃないかな?と少し疑問。でも、とても科学的だけど非科学的なことを(理論的にはあり得ることでも、現実的にできるのか!?ということ)コナンがやってのけてしまうシーンは、さすがコナン!という感じでした。
まとめ。
すでに「あの作品ってなんだっけ」状態になってしまった作品もありますが、個人的には、「世紀末の魔術師」「天国へのカウントダウン」「ベイカー街の亡霊」が印象的でした。コナンで好きな映画は?と聞かれたら、この3つが答えられそうです。
写真は、去年行った神津島の写真。なんだか、ジョリーロジャーの作品の舞台が神津島のような気がしたので(コナンでは神海島だったような)
それにしても、よくこんなにストーリーやトリックを思いつくなあ。評価はしたものの、アニメーションを作る、というところでもう尊敬です。
おわり。
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