自己紹介

こんにちは。

前回、帰国したことととても簡素な自己紹介を載せました。が、自己紹介をもう少し深く行いたいと思います。

関西地方の大学を卒業した後、2019年の9月にベルギーのアントワープ大学大学院へ修士課程学生として入学しました。そして、先月末に修了して日本へ帰国しました。専門分野はオペレーションズリサーチを用いた輸送や交通の最適化です。文系か理系かと問われると難しい分野でありますが、オペレーションズリサーチは工学分野なので理系としておきましょう。オペレーションズリサーチとは数理モデルやアルゴリズムを用いて、複雑なシステムのにおける意思決定を手助けする手法です。様々な選択肢があり、どの選択肢がある人にとって最適なのかは簡単には判断がつかない時があります。ましてや将来的にどの決定が最適であるかはさらに難しい判断となります。そのような場合に活躍する科学的技法がオペレーションズリサーチです。特に、海上輸送や港湾管理に関する研究を僕は専門とし、新しいコンテナ輸送の最適化が現在の研究内容です。

僕の通っていたアントワープ大学は2003年に複数の大学が統合して出来た新しい大学です。世界ランキングは223位(QS 2020)、198位(THE 2020) で世界的に有名な大学です。アントワープ大学はその名の通り、ベルギーのアントワープ市にあります。アントワープ には大きな港があり、ヨーロッパにおいてロッテルダムに次ぐ規模を誇っています。そのため、その大学では港湾や海上輸送だけでなく幅広い輸送や交通の研究がとても盛んに行われています。世界中からその分野の研究者が集まり、学会などが頻繁に開かれています。残念ながら日本人をこの大学で1人しか見かけませんでした。僕も留学のために大学を調べるまでアントワープ大学を知らなかったように、多くの日本人には馴染みのない大学でしょう。日本との交換留学も現在はほとんど無いようです。しかし、輸送や交通分野の研究者は誰でも知っているような大学です。知る人ぞ知る大学とでも言えます。ベルギーは小さな国ですが、KU LeuvenやGhent大学などのさらに有名な大学もあり、そちら大学では日本からの留学生もたまに見かけます。

アントワープ大学の入り口です。アメリカやイギリスの大学とは異なり、住宅街の中に溶け込むように存在する大学です。建物は一つに纏まらず、散在しています。しかし、以外にも室内は広く感じ、バスケットコートが2面ある体育館もあります。

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次回でまた。



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