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国内外あわせて6か所の地方に移住した私が考える、地方移住に向いている人

こんにちは。
私は10年間で6か所の地方に住んでみた経験があります。
今日は、地方移住してみたいけれど、自分にできるかわからない、と考えている人にむけて、私が思う地方移住に向いている人や必要なマインドについて書いてみようと思います。

私の地方移住歴

どんなところに地方移住したの?ということで、ざっと以下のような感じです。

どこにどのくらいいたのか

  • 国内:離島① 3年、北海道:2か月、岐阜の中山間地域:10か月、離島②4年半

  • アフリカ:2年、デンマーク1年

地方移住した理由

ずばり仕事です!!
私の場合は、まず仕事を見つけて、それから移住しました。
地方に移住することが目的ではなく、仕事場がたまたま地方だった、というほうが近い気がします。

私の仕事は少し特殊で、自然環境に関係する仕事だったので、自然の豊かな場所が仕事場、ということで結果的に地方に行くことになりました。
でも、もちろん首都圏はじめ都市部でも似たような仕事はあるので、やはり地方での仕事を選んでいた、とは思います。

地方移住に必要な事


仕事

まず仕事が必要だと思います。
これには2つの側面があって、

  1. 生活のための資金を得る

  2. 地域のコミュニティに入るきっかけ

一つ目はシンプルにお金を得て、生活すること。仕事を初めに決めて移住すれば、とりあえずお金は入ってきます。職場の近くに家を探すと思うので、物件探しエリアもある程度絞れてくると思います。

2つ目は職場があると、そこで働く人たちだったり、通勤ルートのお店だったり、自分の生活範囲ができます。
そこで地域の人たちとつながったり、地域で参加できそうなコミュニティ(サークル、お店、グループなど)につながることができます。どんな地域でも多かれ少なかれその場のローカルルールみたいなものがあって、それらはなかなか明文化されていないことも多いです。
そういった情報を知らずに過ごしていると、いつのまにか少し浮いた存在になってしまって、気が付いたら誰とも繋がれずに孤独に過ごすことになりかねません。

どんな些細なことでも構わないので、地域の人、あるいはIターンしてきたけど地域にうまく溶け込んでいる人とコンタクトをとってみることをおすすめします。
例えば、地元の人が良くいくおいしいお店だったり、子供と一緒に遊べる場所だったり、おススメをきいてみるのが一番簡単です。
そしてできれば、実際に体験してみましょう!
おススメをきいておいて、行かないよりは、実際に行って「このまえおススメしてもらった●●いってきました~~!アジフライがおいしかった!」と言われたほうが、おススメした側も嬉しいものです。
もっといろんなことお勧めしちゃおう!と思うはず。
それに、実際に体験してみるほうが楽しいですしね。

言語(英語、現地語)

海外の移住の場合で言えば、その国の現地語、あるいは英語は必要です。
行けばなんとかなる!という勢いと根性は確かに生活を助けてくれますが、いざというとき、コミュニケーションが全くとれないのは、やはり死活問題です。
例えば、病気になったとき、銀行に口座開設に行くとき、市役所にいくとき、家を契約するとき、トラブルを報告するとき。
日本より、海外のほうがトラブルが起こることは圧倒的に多いし、解決のためにコミュニケーションをとらなければならない場面も多いでしょう。
言語が全くゼロだと、やはり厳しいので、その場合は、通訳してくれる人やエージェントなどサポートしてくれる人や団体を頼ったほうがいいと思います。
ただ、じゃあぺっらぺらのネイティブレベルでなければ移住できないかというと、そうではなくて、ある程度コミュニケーションがとれたら、あとはなんとしても伝えたい!理解したい!というガッツと、翻訳アプリなどを組み合わせれば、まあなんとかやっていけると思います。
言語は使用頻度があがるほど、伸びていくので、最初のうちはとにかく失敗してもいいから、たくさん話すようにすればいいと思います。
文法や細かな言い回しなどはある程度理解が進んできたらで大丈夫です。

運転免許

特に日本の地方に移住する際には移動手段は車のことがほとんどです。
生活の足としても必須だし、職場で社用車の運転が必須なこともあります。
とりあえず免許がなければ免許をとりましょう。
都市部ではなかなか車を運転する機会がないかもしれませんが、たまに遠出するときにレンタカーを運転するとかして少し慣れておくとよいかと思います。こちらも言語と一緒で運転し続けたら、あるていど慣れてくるので、そんなに心配ないかと思います。地方ではそこまで車も多くないので、走りやすいですしね。心配なら自動車教習所のリハビリ講習をうけるといいと思います。

地方移住に向いている人


地方移住をするとなると今までの暮らしとは異なる点もたくさん出てきます。そうした中で地方移住に向いている人はどんな人なのか。私が考える特徴を挙げてみます。

  1. 違いを前向きに楽しめる人

  2. 「郷に入っては郷に従え」の精神で柔軟に変化を受け入れられる人

  3. 寂しがりじゃない人

  4. なにか特定の強い趣味がある人

一つ一つ説明していきますね。

  1. 違いを前向きに楽しめる人

地方独特の方言や慣習、考え方など自分がいままで知らなかったものに対して「ありえない」と思うのか、「おもしろい」と思うのか。
後者のほうが断然向いていますよね。
それにおもしろい!とか、なにそれ、しらなかった!とポジティブなテンションでいてる人のほうが、ローカルの人からしても嬉しいですよね。
たとえ、自分にはよく理解できない風習などがあるとしても、一旦地域の人たちへのリスペクトを示す意味でも、受け入れてみる。判断するのはその後でもよいかなと思います。

2.「郷に入っては郷に従え」の精神で柔軟に変化を受け入れられる人

地方に移住するということは、その地域で住んでいる人たちの暮らしに参加させてもらうということです。自分たちがやっているやり方を最初から持ち込むのでなく、まずは一旦地域流のやり方にならってみる。そんな心持ちですごすと、地域の人たちからも「この人は私たちを尊重してくれている」と感じてもらえるので、より親密に接してもらえると思います。
まずはこちらがあわせにいく。そんな意識があるかないかで、自分の住む地域に感じる暖かさは変わってくると思います。

3.寂しがりじゃない人
上述のように、コミュニケーション能力はとても大切な要素ですが、私はあまり人と群れたがらない、寂しがりでない人のほうが実はうまくいくんじゃないかなと思っています。
理由は、地方ではよそ者としてスタートするので、最初はなかなコミュニティに入れないことが多い。
しかし、ポジティブに好奇心をもって生活していると、入りたいコミュニティが見つかったり、気の合う人ができたり、周りの人からうけいれてもらいやすくなる。
その過程を自分一人でも楽しんでいられる人のほうが、結果的に健やかな関係性を築ける気がします。
地方は良くも悪くも人間関係が近いです。
そういったときに、寂しいからと全員とうまくやろうと思うと必ず失敗します。
うまく距離感をつかんで生活をすることも意外と大事な要素なのです。

4.なにか特定の強い趣味がある人
場所に寄りけりですが、たとえば、海が近い島だと、ダイビングやサーフィン、釣りなどのマリンアクティビティがものすごく好きな人は仲間をみつけやすいと思います。
地方移住を選択するときに「ライフスタイル」を軸に移住される方もおおいので、そういった趣味前回の生活をしたい!という場合には、おなじライフスタイルを求める人があつまる地方に移住すると比較的早くからなじめるのではないかなと思います。

地方移住をしてみた私が思うこと

私はこれまで数か月から数年単位まで様々な期間に様々な場所に移住してみて思うことは、行きたいと思ったら身軽に行ったらいいと思います。
子供連れだったり、家族がいると、なかなか難しいこともわかっているのですが、それなら一年に2週間ほど、住んでみて、感触を確かめてみたり、2拠点生活をしてみたり。
住む場所が変わると、会う人が変わり、いままでの常識とはちがったものになり、いつでも自分がレベルゼロの赤ちゃん状態でスタートするので、発見することがたくさんあります。
そうした経験が自分の中に降り積もって、視野も広くなるので、私はいろんな場所にすめてよかったなと思います。








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