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はるかぜと怪物
2022年10月5日 21:23
「またあなたがやってくることは分かっている。だからこそこの想い出は忘れない。」秋空うつる木々の中で訪れる季節を染める風鈴の音が揺らぐ線香の煙は空に消えて蝉の轟きは過ぎ去った 路地裏から見える金木犀スウィートな香りはどこか君に似ている薄れて消えゆく前に大きく息を吸い込んで次にまた通るまで 覚えているよ髪についた花びらを手でそっと、そっと、払った木枯らしが頬を掠