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日記

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日々の所感を述べます。
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2019年12月の記事一覧

心身の調子が悪く、本日は更新できません。読んでくださっている方、いつもありがとうございます。感謝しております。故にご報告致したく存じました。

はる
4年前
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とても、とても苦しくてどうしようもなくなってしまいそうな、そんな時があるんだ。私はどうしたらよいのかわからなくて、右の手のひらで心臓のある部分を覆っている服をぎゅっと力強く握る。動悸が激しいのを抑えるように。理性を保とうとするように。そうして、ただ時間だけが酷薄と刻まれていくんだ

はる
4年前
1

私には未来がみえないのです。人は何かの為にこそ生きる事ができます。つまり、道の先です。眼前が暗澹たれば、人は人としての人格を喪失します。他者の顔が無いカオナシになるのです。カオナシは道がなかった。だが、千尋と出逢い深い底の中で道、未来、何かの為の自分を見出したのです。私にはだが…

はる
4年前

如何なる状況、状態であれ、動いていた方が間違い無く健全である事を私は知悉している。陳腐な文句だが、行動の中にこそ暗闇を穿ち得る希望の可能性はある。然るに、私は未だ活動出来ていない。この矛盾に蔵しているものは抽象すれば苦痛であろうか。活動は生の胚珠だが、主体的活動の苦は私を臆させる

はる
4年前

このまま落魄して死ぬ事を望んではいない。この綺麗な相貌と聡明な頭脳を有したまま社会に蹂躙されたくない。これが本心である事に疑いはない。だが社会は、少なくとも私が従事してきた組織体は、美しき外貌も、実は学識も求めていない。理由の一切を問わず、内実を問わず、「歯車である事」を評価する

はる
4年前

ここは寂しいけれど涼しい。ノイズがないからだ。草原の果てにそのサナトリウムはあったが、そこの風は寂寥のなかでそれでも確かに心地よく吹いていた。その静謐は二人を愛の下へといざなう。森閑とした風景は抒情において融け合い、純粋な世界を現出させる。だがその世界は、あまりにも寂しかったんだ

はる
4年前

イヴァンが「人は他者を苦悩者とはみなしたがらない」と言う。凡庸なる者はこれを表層的にのみ理解し賛同する。聡明なる者は自己と他者との苦悩は質的にも相対化できぬとし反芻する。そしてイヴァンの如き天才は上述の真理に達する。みなさない。想像の埒外にある懊悩は他者の世界の外側に屹立している

私の窮境に、それが紡ぎ出すものに共感しようがなんだろうが、どの道このままでは私は死ぬ運命にある。その運命的な予感に戦慄し数多の作家はその天稟と艱難辛苦によって作品を創造してきた。彼等の幸運だったのは時代が彼等の創出したものを渇望していた事だ。今は違う。大多数は言葉を読もうとしない

はる
4年前
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この場所で書いた処女作『生きていくということ」の内容が全てだ。基本的に安楽死制度の無き現代では、これが哲学的、経験論的に思慮し続けた帰結として導出された真理だ。絶望している。然るにお腹は空いてしまう。そこで断固として本能を拒絶する意思がなければ、畢竟、私達は生きる他ない。ないんだ

はる
4年前
1

いつも拙文読んで下さり有難う御座います。感謝申し上げます。私は洗礼こそ受けておりませんがキリスト教には多大な影響を受けました。皆様にとって、一日一日が特別に感じられるような、そんな日々の連続を祈念しております。一文字一文字に拘り紡いでいきたく存じます。今後とも宜しくお願い致します

はる
4年前
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