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映画の感想

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2024年2月の記事一覧

映画『SPY×FAMILY  CODE:White』感想

くだらないけど面白かった。
アーニャの生い立ちを知っていると、大人に可愛がられているだけで涙が出る。可愛い。
基本ドライなロイドから、時折本物の愛が見え隠れする時があって、それがたまらなく嬉しい。
アーニャとボンドの関係も、兄弟の様で素敵。アーニャが辛い時、ボンドがいつも側に居てくれている。
家族全員にスポットが当たって、見せ場沢山で楽しかった。

映画『マダム・ウェブ』感想

母の愛は強し、な作品。
マザコンなのでこの手の話にめっぽう弱い。
母の愛を知ったキャシーは強くなり、キャシーから愛を受け取った3人の少女達もまた強くなっていく。
バラバラだった3人が絆を深めて協力し合う姿が可愛らしく、感動的だった。

誘拐犯として報道されているのに、盗んだタクシーを乗り回してレストランに突っ込んだり、盗んだ救急車を危険運転の末壊したりしていてその後が心配だったけれど、ラストで楽し

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映画『ボーはおそれている』感想

他人の悪夢3時間。
毒親由来の不快感がずっとある。
観終わった後どっと疲れた。
意味不明且つ支離滅裂で考察を読んでもイマイチしっくりこないけど、要は「母の愛は有限」ということを母が息子に伝える過程を見せられていたのかな。うーん。
観なきゃ生まれない感情が確実にあるので、観てよかったとは思う。
モヤモヤは残る。

映画『哀れなるものたち』感想

セックスしすぎ&オチ怖すぎでびっくりしたけど面白かった。
ずっと不穏で不気味な雰囲気が漂っているが、大枠は「親に束縛されていた女が外の世界を冒険し、人々と関わって成長していくロードムービー」なので、時々ハートフルに見える時もある。成長の過程が本当に自然で、幼児の様だったエマが、素敵な女性に変化していく姿が美しかった。音や映像も神秘的。
だからラストでびっくりしてしまった。急にオチ怖!と思ってしまっ

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映画『ゴールデンカムイ』感想

実写化だし、原作も知らないから観る気は無かったが、あまりにも好評の様なので観に行った。
役者の演技や映像の迫力が良く、最後まで魅せられた。
あの玉木宏が特殊メイクと演技力であそこまで気持ち悪く見えるものなのか。
登場人物が多かったが、キャラが立っていて、原作が分からなくても話について行くことができた。
これを機に漫画も読んでみたい。

映画『首』感想

役者も殺陣も良いけど冗長だった。
グロさとおじさんのBLの気持ち悪さに気を取られていると話が分からなくなる。
歴史のあらましは知っていても細かいことは知らないから、誰が誰の味方か分からず混乱する。
私の無知がいけないのかも。

映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

見てよかったと心から思える映画だった。
子供達が活き活きと描かれていて、愛おしい気持ちになる。
日常をじわじわと蝕み奪っていく戦争の恐ろしさが印象的に描かれる。
でも、どれだけ戦争が恐ろしくとも、愛ある日常・教育は、決して揺るがない強い心を育む。

映画『パーフェクトデイズ』感想

日々を大切に生きたくなる映画。
主人公平山の日常を淡々と描いており、迫力やストーリー性は乏しいが、平山の日常を追うごとに、性格や思考が何となく分かる様になるのが楽しい。
全ての人の生活に、その生活に至るまでの人生がある。
自分の日々を見つめ直すきっかけになった。