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学校の中の居場所…

夏、本番‼️あ、北海道は…ですが…
爽やかな風と、☀️暑すぎない太陽の光が、気持ちの良い季節です😊
水曜日担当 公認心理師の高杉ゆう子です。

さて…
月曜日にトラさんが、居場所について綴って下さっていました。

「孤独感に薬は効かず…
 人は人との関りでしか救われない…」

まさに‼️と、激しく共感。
今日は、これに繋がるお話しを…

私が大切にしている信条です😆

学校生活において、集団の中で孤独になること…って、往々にしてあると思います。
いじめだったり、孤立だったり…
時に集団は、集団であるが故に孤独を生むのではないかと。
かつて、学生だった私も経験したことがあります。

そんな時「居場所」といえる空間を作ってくれている方…といえば、管理職やスクールカウンセラーなど、校内に様々いらっしゃるとは思いますが、
大半は保健室の先生なのではないかと思うのです。

教員をされている方の中には、学校生活で、子どもたちが無闇に保健室を利用することをよしとしない方も、一定数いらっしゃるとは思いますが、
それでも、子どもたちが「居場所がない…」
と、感じた時の駆け込み寺として機能するのが、
保健室なのではないでしょうか。

私が、学校の部外者として「いのちのおはなし」を伝えるようになって、10年を超えましたが、
その間、孤独を抱える子どもたちの居場所となるべく尽力されている養護教諭の方々と、随分、繋がりができました。

彼女らは子どもたちと、親でもない…先生でもない、いわば斜めの関係性を築き、
時に大人に対して不信感でいっぱいになった彼らの心を解きほぐす…
そして、一筋の希望を手渡し、保健室からそっと外の世界へ背中を押す…

そんな姿を、私は、何度も目にしました。

ある時は、部外者である私に繋いで下さることで、生きる希望を見出せる…と、判断され、
私は、子どもたちの聞き役に応じることもありました。
当時、涙ながらに身の上を語ってくれた女子高生は、今では三児の母となり、立派に子育てをしています。

他にも、知人の養護教諭と関わることで、自分の人生を取り戻した子は多く、
彼女が真正面から彼らに向き合う姿勢に、頭の下がる思いです。

先日、定年まで仕事を続けるか尋ねたら、
「もちろん。この仕事好きだし❤️」
と、おっしゃってました。

そんな彼女が、今まで保健室で経験したエピソードを交えながら、
関わった子どもたちを通して見える社会の課題を投げかけるような本を出版されました。
投げかけるだけではなく、きっと、「保健室」という、ある意味、学校の中の特殊な場所は、
希望に繋がっている‼️ということを、発信したかったのだと思います。
それがタイトルに込められていました。

これから養護教諭…だけでなく、教員を目指そうとする方、保健室にお世話になった子を持つ保護者の方など、
たくさんの方に手に取って頂きたい本です♪

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