短歌 冬の空を見上げて



午前2時 キッチンに立ち尽くしてたのは
差し込む月に見惚れていたから






わたしならこう繋ぐのにとおもうけど
それを双子とかには例えられない






窓ガラス 冷たさばかり染みるのに
頬までつけて夜の声を聞く







目を凝らすほどに 消えそうになったり
ついにはふるふる動き出す星








耐えきれず落ちる冬窓の結露のような もう無い星の煌めき