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【実践】デザインの基礎~ミッフィーからモンドリアンまで~

今日は絵画やデザインの基礎的な内容です。構図や配色についての話から、自分の人生に生かすアクションプランを提示します。

ディック・ブルーナについて

ディック・ブルーナを知っていますか?
あのミッフィーの生みの親です。可愛らしいシンプルな絵柄は世界中で受け入れられ、今もなお人気ですね。ブルーナはオランダのグラフィックデザイナーでした。

シンプルな線と色面で構成されたブルーナの絵は子供が見たときに自由に目いっぱい想像できる。そんな想いがあったそうです。

抽象絵画の表現方法と原理が同じです。単純化された色面と線、配置奥行きなどもなく非常にシンプルな構成です。これをコンポジションと呼び、作品としていた抽象絵画作家は多数います。

ピエト・モンドリアンについて

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モンドリアンも非常にシンプルな色面と線で構成された絵画を描いています。モンドリアンの作品でよく使われるタイトルは『コンポジション』です。”構成”とか”配置”という意味合いですね。

モンドリアンもまたブルーナと同じオランダ出身です。抽象画家として活躍しました。色の配置は常に絶妙ですね!


デザインを生活に生かす

ぶっちゃけ、この画家たちの作品を眺めていればOKだと思います。
しかし、そのためには条件があってあまりゴチャゴチャしたところで生活していても効果は薄いのではと思います。

抽象画家としての彼らの功績は、シンプルな構成にしたことで鑑賞者の想像力を解き放ち、あらゆる判断や価値観までも委ねます。そこには自由な想像を促す仕掛けがあります。

ミニマリストという言葉がずいぶん一般的になってきました。その根源は彼らから始まったと思います。抽象化して雑多な情報を排除していくスタイルは後世のミニマルアートに繋がっています。

近年は具象絵画のほうが人気が高いですが、そういった流行というのは繰り返すもので、どちらのほうが良いといった話ではありません。それこそ中華料理かフランス料理どちらが美味しいか?みたいなことで、人によるし、体調によるし、直前に何を食べたかでも変わりますよね?

これは私の想像と偏見なのですが、「不景気には具象が流行り、好景気には抽象が流行る」と思っています。具象は見たままなので安心できます。価値を感じやすいです。具象にも細かな設定や意味合いなどありますが、そこまで読み取らなくても、見てわかるリアルさに説得力を感じて安心できるのでは?と思っています。

反対に抽象は、鑑賞者の心ひとつで印象はずいぶん変わってきます。余裕や創造性を持った人でないと純粋に楽しむことは難しいかもしれません。そのため、流行として多くの人が良いと認めるような時期にしか流行らないのでは?と考えています。

まとめ

ミニマリストのように生活環境を整えて、ブルーナやモンドリアンなどの抽象絵画を飾ろう。

これが今回のアクションプランです。
抽象絵画は創造性・想像性を高めます。また色彩の配置感覚なども鍛えてくれます。色に迷ったり、家具の配置に迷ったときは彼らの絵を思い浮かべると、非常に参考になると思います。

アートリテラシーを高めて豊かな人生を送りましょう。

それではまた!

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