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かさねる、かさなる



無意識に関連付けてものを記憶しているのか。
それとも引き出しにそういうふうにしまい込んでいるのか。
さっぱりわからないけど、
普段は忘れてるのにちょっとしたきっかけでひっぱりだされる記憶が多い。

だからなのか、そういえばってよく使ってる気がするし、話はだいたい脱線する。
ただそんな脱線が個人的には好きだったりもするんやけど。

なんでそこからそれを思い出せたのか、みたいなことは説明しだしたらきりがない。
たとえば写真をみたら写ってない側の記憶も一緒に思い出すような感覚とも似てる。


そして、そんなに明確じゃなくてもいい。

たとえば誰かとご飯を食べてたとする。
じゃがいもをみつけて、
ん?なんかこのじゃがいもアボカドの種に似てるなぁ〜。。。からはじまったりする。

あ!そういえばアボカドの種をさ、水につけたら芽が出てくるってお母さんが聞いたらしくて
育ててるらしいねんなぁ〜、あ!それでさこの間、ともだちもアボカドの種をゲットしたっていうから〜、もしかしてと思って!その話したら、アボカドで染め物してるらしくて〜、
染めるっていったらさぁ、最近ちょっと金髪にしたいなぁっておもってて〜〜〜、みたいなことがよく起こる。

そして大抵、じゃがいもをみて思い出した部分を割愛しちゃうから、
突如、突拍子もないことを話し出しちゃうひとみたいになる。

と、ほんとはこの話もどうでもよくて。



考え事をしてみたり、思いついたことをまとめてみたり、
そうするとどんなときも、
わたしの頭の中は誰かからいつか言われた何かで構成されてるな。と思う。

いつか言われたあの言葉。というのを体現して気が付く。という場面が多い。

そして大体それは、だれか一人が言っていたというよりも、
バラバラな所で聞いた何かが実は共通したり、結びついたりして
それもまた面白い。今まで全然だったのに意識すると、急にそういう話題が次々と飛び込んでくる。感じがする。カラーバス効果なのかもしれないけど。ほんとに不思議なんだよな、あれ。



リズムが大切だと言われたことがある。
というか耳にタコができるくらい聞いた。

強弱。
寄りと引きとか縦位置横位置みたいな、
偏りがないように、リズムとバランス。
詰めこむだけじゃなく余白が大切。

就職して最初の頃にすごく言われたことやけど、よく考えると、
学生の頃にも同じようなことを言われてた。

余白、空白。

写真をやってるからよく聞くのかなぁ〜と思ってたけど、


なぜだかジムに行ってた頃、たまたま流れてたテレビで、余白のある生き方みたいなことをやっていた。

その国では?その方たちは?おやつの時間として、パンとかおかしを焼いて、休憩の時間を設ける。
余白があることで豊かな生活。

おやつタイムというとそれもどこかで聞いたような気がする?はっきりは思い出せないけど、
おやつタイムをとる会社。あった気がする。

そういえば、高校生の時に食文化論っていう授業をとっていて、ある国では昼食は家に帰って食べるとか昼寝してみたいなこと言うてたなぁ〜、ってあれ?
そういえば、わたしのおじさんもお昼は家に帰って食べるとかなんとか。小笠原諸島もそんなような習慣あったかな?

と言った感じで、よく考えるとバラバラに聞いたことが余白という点で
なんか繋がってるような気がしてくる。

それはほんとうに繋がってるのか。

それともわたしが繋がるように記憶していってるのか。さてどちらだろう。



もしかしたらどうでもいいと思ってた話も
脱線してるようでしてなかったのかも。

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