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連載第二回 プレミアリーグ序盤展望 ①チーム編

こんにちは、きくっちです。

今回はシーズンのおおよそ三分の一を消化し、これから忙しい冬に入るプレミアリーグチーム、選手の二回に分けて、冬の移籍市場前の展望を行いたいと思います!最後まで読んでいただけると嬉しいです!

・プレミア各チームの現在の立ち位置とこれからの展望


本稿では現在の立ち位置とこれからの各チームの展望について書いていきたいと思います。現在執筆時点(12/9)の順位は以下の通りです。

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引用 プレミアリーグ公式ツイッターより

①上位陣

一位は我らがトッテナム、次いでリヴァプールチェルシーレスターセインツユナイテッドシティ、と昨シーズンのこの時期とは打って変わっています。

トッテナムリヴァプールチェルシーは今シーズンの優勝候補筆頭とも言っていいですし、リヴァプールはファンダイクという絶対的なスタメンが長期離脱を余儀なくされている中でこの順位は本当に素晴らしいと思います。クロップの対応力及び若手の穴を埋める活躍は他のチームではできないことであり、ここにファンダイクやティアゴが戻ってくると考えると非常に怖いです。この中で南野がもう少し絡んで行けたら日本人としては嬉しいですね!ですが、プレミアリーグを代表するスリートップに勢いがない感じもしており、もしかすると世代交代から成る緩やかな衰退期に入ってしまっているのかもしれません。

また、チェルシーは多額のマネーを費やした大型補強が噛み合ってきているのではないしょうか。ヴェルナーに始まりハヴァーツなどの今夏の人気株を次々と獲得し、締めにレンヌからキーパーエドゥアールメンディを獲得し一躍移籍市場で成功を掴みました。しかしランパードの意向を非常に投影した補強のため、成績不振になるとすぐに解任されるという危うさがあります。そうなった場合、監督を変えまくるいつものチェルシーに戻ってしまうかもしれません。

トッテナムに関してはまた別の回で非常に詳しく取り上げます!

レスターは奮闘していますし、今シーズンの優勝争いに絡んでくるのではないかと思います。しかし昨シーズンもそう言われていた中で中断明けの過密日程に薄い選手層が耐えきれず、土壇場でチャンピオンズリーグ出場権を逃してしまいました。今年はヨーロッパリーグにも出場しているのでいかに選手をローテーションしながら上位を目指して戦って行けるかはブレンダンロジャースの手腕に掛かっています。

個人的に驚きだったのはサウサンプトン(セインツ)がこの位置にいることです。ハーゼンヒュットルの目指すゲーゲンプレススタイルのフットボールとウォードプラウズ及びイングスを中心とした攻撃により21得点とBIG6の中で奮闘しているのではないでしょうか。4-4-2というイングランド伝統のフォーメーションの中でツーセンターウォードプラウズロメウがバランスをとりながらプレーしています。昨シーズン、レスターに大敗を喫した後にハーゼンヒュットルのスタイルに戻したことでその後はそのレスターよりも多い勝ち点を稼いだのは有名な話。今シーズンはどこまで順位を上げられるかというところでダークホース筆頭と言っても過言ではありません。個人的にはウォルコットに輝きを取り戻してほしいですね。

②中位陣

ユナイテッドブルーノフェルナンデスのおかげでこの順位にいられると言っても過言ではないです。直近のウェストハム戦でも後半開始時点でファンデベークに変えてブルーノフェルナンデスを投入すると後半はそれまで押されていたウェストハムを圧倒し3-1の逆転勝利。まさにブルーノフェルナンデスがユナイテッドの主人公であることを表した試合でした。スールシャールはビハインドを背負ったときの攻撃のアイデアに欠け判断も非常に遅いので、僕の予想では年内、遅くとも一月中には解任されるのではないかと思います。スールシャールは土壇場で生命力を発揮するのでまだわかりませんが、、、

シティダビドシルバの抜けた穴に想像以上に振り回されてしまっています。それによってデブライネの負担も大きくなってしまっており、グアルディオラの理想を追求するフットボールは限界だという声も出ています。三連覇を達成した時からは衰退期に入ってしまっているとはいえ、現状では上位陣にマフレズとフェラントーレス、デブライネの三人で上位陣に食らいついていっているという印象が非常に強いです。左サイドバックの最適解を見つけることも今後優勝争いに残る上で非常に重要なのではないでしょうか。

続いてウェストハムが位置することに、個人的に非常に予想外で驚きました。シーズン開幕前の下馬評では、リヴァプール、シティ、ユナイテッド、トッテナム、アーセナル、ウルブズ、レスターなどの多くの、近年では格上となってしまったチームとの連戦で黒星を喫し、モイーズも解任されるとの見方が非常に強かったのですが去年の4-2-3-1から5-4-1の守備的な役割が多いフォーメーションに変えたことで、各々の役割がはっきりして開幕からここまでを5勝2分け4敗及第点以上で乗り越えています。この調子の良さが続けば世間でのモイーズの評価も変わってくるのではないでしょうか。

エバートンアストンビラはシーズン序盤の調子の良さには翳りが見られています。エバートンはチームの状態がハメスロドリゲスリシャルリソン在否に振り回されておりヨーロッパカップ戦出場権獲得が期待された序盤からは少し調子を落としています。右サイドバックがコールマンしかいないなど強豪とは違う選手層の薄さもあるので冬に入るにつれて厳しい戦いにはなると思います。しかし監督はアンチェロッティマドリードイスコ獲得の噂も出ておりますしここから順位を上げてくることは容易に考えられます。アストンビラは昨年残留争いをしたチームとは打って変わった調子の良さを見せています。リバプールやアーセナルなどの強豪に完勝、新加入のオリーワトキンスロスバークリーそしてグリーリッシュなどの活躍で予想外の躍進を見せました。しかしその後は同レベルのチーム相手に立て続けに黒星を喫するなど勝ちきれていません。ここを改善しモチベーションを維持できれば間違いなく残留争いに絡むチームではないはずです。

③下位陣

アーセナルは驚きの順位です。開幕直後は優勝候補にまで挙げられていたものの、ここまで11試合を消化して稼いだ得点はわずか10点オーバメヤンラカゼットそしてウィリアンなどの有名株を多く抱えるチームとは思えない得点数です。ここまでの得点もオープンプレーからの得点はほぼなく、ペナルティやコーナーからに限られています。それもそのはずで、守備を改善規律を重んじるチームになったはいいもののその分攻撃面での独創性に欠けファーからクロスを入れるだけの単調な攻撃を終始行っています。各方面からはエジルを干したことへの批判の声も出ておりパスで攻撃にスイッチを入れられる選手が欲しいところです。巷ではインテルで出場機会を得られていないエリクセン獲得の噂も立っていますが、果たしてアルテタはもう一度アーセナルに輝きを持たせられるのでしょうか。

ブライトンは選手は集まったもののグレアムポッター最終ラインの裏を徹底的に狙う縦に速いスタイルを落とし込むのに時間を要するイメージです。しかし、ララーナモペイウェルベックベンホワイトトロサールランプティなどのいい選手も揃っているためここから順位を上げてくると思いますし、間違いなく降格はしないと思います。

ここからはおそらく降格争いをするチームです。

フルアムあまり僕自身見ていないのであまり書くことがないのですが、スコットパーカーの戦術や選手個々のレベルがプレミアのレベルに到達していないのではないでしょうか。降格チームの筆頭だと思います。

バーンリーショーンダイク最終ラインからロングボールを蹴り込む古き良き時代のフットボールで昨シーズンは躍進、タルコウスキベンミーの体を張ったシュートブロックも魅力の一部でした。しかし今夏は目立った補強がゼロ、補強ゼロは現状維持ではなく後退である粕谷秀樹さんも言っており今シーズンは勢いがありません。しかし逆境に強いチームでもあり、このまま降格はしないのではないでしょうか。

WBAビリッチ監督の下でいいフットボールをしていますが、勝ち点がついてこないのが現状。トッテナム戦でもそれまではよく守っていたにもかかわらず、試合終盤になってミスからケインに得点を許してしまいました。これを改善できなければいかにいいフットボールをしていても降格してしまうと思います。

シェフィールドは昨シーズンの躍進が嘘のように静まり返ってしまいました。よく二年目のジンクスという言葉がありますが、まさに他のチームにワイルダースリーバックの右と左がオーバーラップするスタイルを研究されてしまい、今季はここまで勝利がなく非常に苦しんでいるイメージです。ここから少しずつスタイルを変えていければいいのでしょうが、果たしてワイルダーにそのアイデアがあるのかどうか。ライアンブリュースターベルゲバシャムなどトップクラスの選手はそれについていけると思います。昨季の躍進を見ただけにブレイズの復活を期待してしまいます。

・終わりに

いかがでしたでしょうか。今季は昨季より過密日程なこともありけが人も相次いでいます。下位チームはその分厳しい戦いを強いられるかもしれませんが、今季のプレミアも面白くなること間違いなしです!

僕自身の勉強不足なところもあり拙い文章になってしまったところもあるかもしれませんが、またこれからもっと勉強していこうと思います。選手編は今後、順序が前後するかもしれませんがリバプール戦の前には上げたいと思っています。

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それではまた次回!

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