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Audiostock定額制ダウンロードの考察

ジメジメとした季節がやってまいりました。今年もまた線状降水帯により日本のどこかで水害が発生する時期となってきました。

こんにちは!作編曲のharryfaokiです。皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?

今日は、クリエイター目線でのAudiostockの定額制によるダウンロード数と報酬の関係を考察してみたいと思います。

コロナ禍の中で音楽家にとっては、いかに自宅にいながらにして収入を得るかというのが、今後音楽でSurviveしていく上で、真剣に考えていかなければならない命題の一つのように感じています。その中で、Audiostockのような音源のライセンス販売は、音楽家にとっては非常にありがたい仕組みである事はこれまでも何度も語ってまいりました。

Audiostockには、ライセンスの単品購入での報酬以外に、定額制でのダウンロード数に応じた報酬や、音楽の配信報酬、Pixtaやその他のサードパーティ会社を通じての報酬、Tiktokなどのアプリで使用された分の報酬など、様々な報酬を得られるサービスとして、非常に便利なサービスです。


通常の単品購入では、買われるたびごとに一ついくらでクリエイターに還元されますが、定額制の場合には毎月10日にその前月分に、定額制サービス加入者によってダウンロードされた分の一部が還元されます。定額制サービスの加入者はプロプランと個人プランが用意されており、加入者はこの二つのどちらかに契約されて毎月お金を支払う仕組みになっています。

なので、定額サービス加入者がどれだけダウンロードしても、1ダウンロードあたりの単価は、単品購入よりも安く利用できますので、映像プロジェクトなどでたくさん使う利用者はお得なわけですね。

ここからは、音楽クリエイターの方の話です。ネットで「Audiostock」でググルと、まず「Audiostock 売れない」とでます。確かに、そう簡単には売れないのですね。これだけ沢山の音源数、クリエイター数が登録されていれば、前面に出て来ないものは、確かに売れる機会は少なくなるでしょう。前面に出て来ないのは、売れないものが出て来ないような仕組みになっていますので、仕方がありません。売れ筋の作品やクリエイターの作品が、前面にきますので、売れない作品はずっとうれないではないか!となりますが、そこで、売れないものでも、少しでも報酬になればというのが、サブスクのクリエイター目線でのいいところです。

 定額制は、比較的この普段売れない音源が日の目を見る部分でもあります。なぜかというと、単品でお金を払わないでも、「とりあえずダウンロードしておくか」というノリで、使わないけどHDに入れておくみたいな、ダウンロードもあるからです。「せっかく毎月2万円(プロプラン)支払ってるんだから、元取らなくちゃ」というのもあるでしょう。ダウンロードされたから必ず使われるわけではなく、比較対象の候補としてダウンロードされるわけです。定額制は、この使われるわけではないけど、ダウンロードされた分もクリエイターの報酬になるわけです。

僕の場合は、単品購入よりも実は定額制の方が報酬が多くなってきています。なので、全然ばかにできないというか、こっちをメインに取り組んでいった方が割りがいいという風にも感じ出ています。

先月のAudiostock定額制報酬の解析

Twitterのタイムラインを見ていると、定額制の報酬が入る毎月10日には様々なクリエイターの「報酬が入った!」という嬉しいツイートを散見することができます。中でも先月は自己最高額でしたという方も多かったのではないでしょうか?ちなみに、僕も前月はこれまでの自己最高額でした。

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