子育てにおける親の役割と注意点
子供が人を使うことを覚えると問題が生じる
子供は自分の意思で周りの人を動かせると思い込むと、扱いにくくなり、暴君になり、命令的で、意地悪で手がつけられなくなります。
親が子供を助ける場合には、必要なことにだけ限って対応し、気まぐれや理由のない欲望には応じないようにすることが大切です。
子供は、泣けばいいことがあるとわかってきた場合、子供はどうして泣かずにいられるでしょうか。静かにいることがどれだけ大切であるかを認識すると、そう簡単には静かにしてくれなくなります。しまいには、沈黙を非常に高価に売りつけてくることもあります。今日子供を黙らせることは、明日はもっとひどく泣かせることになります。
なので子供が泣いたらすぐに相手にしてあげるわけではなく、必要に応じて適切に対応するようにしましょう。長い間泣いているときは、体調が悪くないか、縛られているわけではないか、何か不自由はないかなど、考えてみましょう。体を縛られても、病気でもなく、何の不自由もないのに長い間泣いている場合、それは習慣と強情で泣いているに過ぎません。親が無駄な努力をせず、子供を泣かせずに済むようになれば、苦しみに耐えられない時以外は泣かなくなるでしょう。