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#2 始まりの夏

 皆さんこんにちは、冨田開です。皆様いかがお過ごしでしょうか。先日、報告させていただきましたが、今月8月18日に今秋からアメリカNCAA Div3のNew England Collegeに入学する為、渡米しました。コロナウイルスの影響により、大学側からの各書類やVISAの発行などは例年よりもかなり時間がかかり、審査も厳しくなっていましたが、無事アメリカに到着することが出来ました。今回は私が通っている学校について少し紹介していければと思います。日本で生活しているとアメリカの大学ってどんな感じなのか想像がしにくいと思います。私もそのうちの一人でした。学校の宣伝ではないのでゆるーく書いていきたいと思います。



冨田開、遂に渡米

 私の大学があるニューハンプシャー州はアメリカの東部に位置します。はっきり言ってど田舎すぎて州について書くことは何もありませんが、自然に囲まれたとても住みやすい場所だと思います。(青森県出身なので自然は大事)

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 今回の日本からのフライトは

東京羽田-シアトル(10時間)
シアトル滞在 (9時間)
シアトル-ボストン(5時間)

 の計24時間も掛かりました。コロナウイルスの影響でフライトも限られていたので直行便が取れずかなり大変でしたし、時差も同じアメリカ国内ですがシアトルとボストンで3時間あるので変な時差ぼけをしてしまいました。(これだけは慣れないんです。)入国検査はかなり厳しくなっているのかと思いきや1分程度で終わり、あっさりしてました。ボストンのローガン空港からキャンパスがあるヘニカーまでは車で一時間半程なのでプラスすると1日がかりの大移動になりました。因みに持っている荷物はこんな感じです。(ホッケー防具とその他生活用品)ホッケー防具を途中で捨てようかと魔が刺してしまいました。

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大学紹介 "New England College"

 大学キャンパスに着き、書類提出などを終えるとコロナウイルスの抗体検査が行われました。その後、学校のアドミッションでID発行し寮に向かいます。このIDは学生証明書の他に寮や部屋の鍵としても機能するので常に持ち歩くことを義務付けられています。(その話を聞いた直後、寮の部屋に入った瞬間IDを置いたまま部屋を出てしまいロックアウトされていました。1日がかりのフライトで疲れていたのでしょう)


 下記がキャンパスマップになっています。キャンパスが広い(アメリカの中では小さい方)ので今回はこのマップと共にざっくり説明していきたいと思います。

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 まず上にあるCC(黄色蛍光ペン)が私の寮です。殆どの寮はキャンパス内にありますが、私の寮はオフキャンパス(キャンパス外)に位置しています。寮は、学業、スポーツの成績によって選べる寮が変わってきます。私はスポーツの奨学金を貰っているのでオフキャンパスに住んでいますが、キャンパス内の方が教室や食堂、ジムが近くにあるので良い気がします。寮はこんな感じ↓


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 部屋は二人部屋になってます。1人から4人部屋がありますが、1年生は2人部屋以上と学校の規則で決められています。ルームメイトと一緒に住むことも社会勉強の一つですね。部屋は特に悪くないんですが、私の住む3階にはトイレ、シャワーがなく2階に降りなくてはいけません。夜中起きた時は地獄です。

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 寮から外に出るとこんな感じ

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この道を交差点に差し掛かるまで歩いていきます


交差点↓

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ここの交差点には(地図上CCを下ってAくらい)レストラン、カフェ、コンビニ、銀行、大学のグッツショップなどがあります。上記がカレッジストアです。大学のシンボルであるPrigrimグッツが売っていますが、只今コロナウイルスの影響で閉まっています。



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交差点を下ると橋が見えてきます。この橋を渡ると遂にNECのキャンパスです。



橋を渡ると大きな看板が出迎えてくれます
Welcome to NEC!! アメリカって感じですね。


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この看板のすぐ右にはGilmore Dining Hallと言われる大きい食堂があります。今はコロナウイルスの影響でセクションが限られているのと、食事は全てテイクアウト制になっています。

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食堂の他にも食べる場所はこんな感じであります。

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青線で囲ってある場所はSimon Centerと言って事務のような場所です。食事もできますし、色々な手続きなどをする場所でもあります。後は郵便施設もあり、Amazonで頼んだものや、日本からの贈り物などはここに届きます。

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Simon Centerを通り過ぎて進んでいくとジムとアイスリンクがあります。因みに只今トレーニング施設は感染を防ぐ為、全てクローズしています。ジムが開くのは9月中旬、リンクは10月となっています。写真は外観のみです。

上図:リンク
下図:ジム


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さらに進むと人工芝のフィールドがあります。

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現在はトレーニング施設でこのフィールドしか使用できないので、ここで自主トレーニングを行なっています。現在2人以上での練習は禁止で、フィールドに入れる人数は10人以下と決められています。





 こんな感じでざっくりと大学の主な施設を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。授業は8月24日から始まり、2週間はZOOMでオンライン授業を行います。コロナウイルスの影響で例年とは異なる状況ではありますが、徐々に生活に慣れていければと思っています。順調にいけば9月中旬にはショップや図書館、ジムなど閉まっていた建物も再開するようです。チームとしての練習開始は今の所10月1日となっているので当分ホッケーはお預けと言うところでしょうか。しかし、私は現在"Social Justice" "社会正義"について300ページもある英文に苦戦しているのでそれどころではありません。大学生として勉強もしつつ、アイスホッケーが出来るようになる日を楽しみにしています。普段の生活が戻るにはもう少し時間がかかると思われますが、ここを乗り切ればより良い未来が待ってると願っています。
 また、「アメリカのこんな事を知りたい」「大学やホッケーについて知りたい」など、なにか気になることがあればいつでも連絡、コメントください。下にTwitterのリンクを貼っておきます。私が力になれる事であれば出来るだけ答えていければと思います。長々と書いてしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。私の部屋で座っている哀愁漂うアーサー君の背中と共に今回は締めさせて頂きます。



それでは! See you later!! #2

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冨田開(とみたかい  1999年5月23日)は青森県三沢市に長男として生まれ、6歳の時に友達から誘われホッケーを始める。小学校三年生の時に試合前ゴールキーパーが不在だった際、ジャンケンに敗北した事をきっかけにゴールキーパーを始めさせられる。小学生は三沢ジュニアアイスホッケークラブ、中学生では三沢中学合同(三沢市立堀口中学校)でプレーする。U16日本代表に選出されロシア遠征に参加、青森県選抜チームに選出され全国大会3位、三沢中学合同チームでは全国4位となる。その後、東京都国分寺市の早稲田実業学校に進学。高校3年時にU18日本代表としてスロベニアの世界大会に参加。高校3年夏に早実を自主退学しカナダオンタリオ州にあるOntario Hockey Academy(オンタリオホッケーアカデミー)ホッケー学校に転学。卒業後は2年間アメリカのジュニアリーグ(20歳以下の育成リーグ)3部でプレーする。
2018-2019 North Iowa Bulls(NA3HL)- Wisconsin Whalers(NA3HL)2019-2020 Pittsburgh Vengeance(USPHL Premier)
今秋からNCAA Div3 New England College(ニューイングランドカレッジ、ニューハンプシャー州) 北米大学ホッケーリーグ2部に挑戦。




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