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勉強の仕方がわからない

うちの塾の近隣の中学校は前期中間テストが終わり、ちょっと一息・・・

と言いたいところですが、特に中学3年生は受験までに勉強する内容がとても多いので、新しい単元へ突入。

どの学年もそうですが、「新しい」何かは気持ちを切り替えるタイミングにもなるので、また心機一転一生懸命取り組んでくれました。

疲れてるかもしれないしどうかなと思っていましたが、その姿勢に私も少しホッとし、新しい単元の学習は終え、残った時間は自分で決めた勉強をする時間としました。

自分で決めていいとしつつ、来週、数学の一つ前の単元の小テスト(「単元テスト」と呼ばれるもの)があるのでその勉強にあてていいよ〜と声かけをそれとなく。

(定期テストにうまく間に合わないことなどがあるので、先生もこの単元テストできちんとその単元が理解できてるか測ってくる傾向にあり、ここ数年結構大事な位置になってきたテスト)

すると、クラス内で2パターンに分かれ
①:一つ前の単元の復習をする
②:そのまま新しい単元の計算問題を解き続ける

②をとっているのは10人中2人。
その2人をみていて気づいたのは、考えて選び取って新しい単元の学習を続けているわけではないのかもしれないということです。

ここに、成績が伸びる、点数が取れる人とそうではない人の差があると思います。

塾内でも、よく点数を取れる人は「どの教科が心配か?」と聞くと必ず1,2教科の具体的な返答が返ってきます。
逆に取れない人は「んー全部?笑」がほとんどです。笑
全部って!!!そんなんそりゃ嫌になるわな!!!と思います。笑

そして、その人たちから寄せられる質問のトップが「勉強の仕方がわからない」。
同じくらい「勉強しろと言われても何から始めたらいいかわからない」「何がわからないかからわからない」という質問もよくありますね。
(本当にききすぎて耳にタコができます)

でも、それは「勉強したくないだけではないか」と一蹴することも実はできないです。
きっと本当にわからないからです。

先ほど出てきた2人も、塾にいるのだから勉強はするべき、でも今何をするべきかわからない(考えるのもめんどくさい)からとりあえず目の前のことをやるという選択を取ったのではないかと思います。

勉強をそもそもしたことがないという段階であれば、まずは与えられたもの、目の前にあるものをとにかくやる、とにかくなんでもいいから鉛筆を持って勉強するというステージに立つことが大切。

ただ、そのあとは、今の自分には何が足りないのか、何の力を何のため(単元テストなのか、定期テストなのか、模試なのか、授業なのか・・・)につけなければならないのかを考えることが大切です。

それは、別に正しいかどうかは最初は置いといていいと思います。
そんな最初から正しい選択なんて誰も取れないし、それが正しかったかどうかも主観でしかないです。
まずは、明日提出の課題があるからそのために時間を使う!来週のテストのために時間を使う!そういう目前の課題に取り組むだけでもいいです。

それを自分で考えられるようになってほしい。
私が塾で培って欲しい力の中に「自走力」があります。
これは他の時に熱弁します。笑
もう自走力さえあれば学生だけではなく、社会人も生きていけると思ってます。

と、言いつつ、最初から手放しでは力も養えない・・・
そいうことで、泣く泣く2人には私から来週のテストに向けてやるべきページを支持したのでした・・・笑

結論、指導は難しい。

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